プレスインフォメーション 2018年4月08日
ポルシェ カレラカップ ジャパン 2018 第2戦(岡山)決勝レポート
岡山県美作市. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2018シリーズ第2戦の決勝を、岡山国際サーキット(岡山県)で2018年4月8日(日)に開催いたしました。
天候:曇り/雨 路面:ドライ/ウエット 気温:6度/路面温度:12度
PCCJ第2戦のスターティンググリッドは、前日の7日(土)に行われた予選で記録されたセカンドベストタイムで決定された。ポールポジションはPCCJジュニアプログラムドライバーである#18 上村優太、2番手は2016年PCCJシリーズチャンピオンの#78 近藤翼、3番手は昨年PCCJ史上初のオーバーオール(総合)とジェントルマンクラスのダブルチャンピオンを獲得した#9 武井真司、4番手は2014、16年ジェントルマンクラスチャンピオンの#7 星野敏と、第1戦の予選結果と同じ4人のドライバーが並ぶ。そして、第1戦でPCCJ初参戦ながら大逆転で初優勝を成し遂げたPCCJジュニアプログラムドライバーの#19 片山義章は7番手からのスタートとなる。ジェントルマンクラスのポールポジションは、第1戦でPCCJ初参戦ながらポール・トゥ・ウインを成し遂げた#20 鈴木宏和で、総合5番手からスタートする。
曇り空が広がっていた岡山は、スターティンググリッドに911 Gt3 Cupが並び出す頃から雨が降り出す。コントロールタワーからはWET宣言が出されるが、レインタイヤに交換するクルマはなく全車スリックタイヤで11時35分のフォーメーションラップを迎える。そして、グリッドに戻った全車が整列するとシグナルがブラックアウトとなり、一斉にスタートが切られる。
ポールポジションの#18 上村は危なげないスタートを決めて後続を引き離しに掛かる。その後ろには#78 近藤と#9 武井をパスして2位に浮上した4番手スタートの#7 星野の姿があった。前日の開幕戦では後半、#7星野に背後に迫られた#18 上村だが、このレースでは序盤からペースを上げていき、4周目には2番手以下に3秒以上の差を広げて5周目には予選中に自ら記録したコースレコード1分32秒061を上回る1分31秒644をマーク。その後も、2番手の#7 星野との差を広げていき独走状態に持ち込む。レースが中盤に差し掛かると徐々に雨足が強まり、13周目にはアクシデントが発生したためセーフティカーが導入され、そのまま15周のレースはフィニッシュとなる。
「昨日は悔しい結果に終わったので、今日はスタートで逃げ切る形に持ち込めればと思っていました。その通りのレース展開となり、ニューコースレコードを記録して優勝を飾れたのは嬉しいですね」と、#18 上村はレースを振り返る。
2位を走行していた#7 星野は、雨が強くなった12周目にヘアピンでコースアウトを喫して順位を大きく落としてしまう。これにより2位表彰台を獲得した#78 近藤は、「今日もスタートに失敗して順位を落としてしまったので、今後の課題はスタートですね。マシンの調子は良くなってきているので、次の富士では優勝を目指します」と語る。3位は#9 武井、4位は#19 片山という結果となった。
ジェントルマンクラスは、第1戦に引き続き2戦連続で#20 鈴木がクラス・ポール・トゥ・ウインを飾る。初参戦ながら2連勝を成し遂げ、「今日も優勝できて本当に嬉しいです。でも岡山での走行経験が少ないので、雨が強くなった終盤は慎重に走りました。このまま連勝を続けられるように頑張ります」と、喜びを語る。そして2位表彰台を獲得したのは、#3 TAKASHI HATAとのバトルを制した#32 永井秀貴。「レース序盤からチャンスを伺っていたのですが、徐々にタイヤが厳しくなってきていました。雨が強くなり出したタイミングで前に出ることができ、そのまま2位でゴールを迎えられて良かったです」とレースを振り返る。3位は第1戦と同じく#98 IKARIが獲得し、以下4位は#25 内山清士、5位は#2 田島剛、6位は#77 浜崎大という結果になった。
PCCJ第3-4戦はゴールデンウィークの5月3日(木・祝)、4日(金・祝)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催される。今年最初の富士のレースで、岡山で優勝を飾ったPCCJジュニアプログラムドライバーの#18 上村と#19片山がどのような活躍を見せるか注目される。実力伯仲のジェントルマンクラスは、#20 鈴木に続くニューヒーローが誕生するのか見逃せない。