5月3日(木)に公式予選が行われた2018年のスーパーGT第2戦富士で、スーパーGT300クラスのポールポジションはARTA BMW M6 GT3の高木真一が獲得。その高木がポール獲得への過程を語り、僚友ショーン・ウォーキンショーとともに明日の決勝への意気込みも明かした。
ARTA BMW M6 GT3
高木真一
「うれしいです。今回は本当に変則的な予選になって、ニュータイヤ2セットでいくという予選は、考えてもこれまでに思い当たらないくらいでした」
「1回目(のアタック)は、2回目のことも考えながら走らなければ、とかあったんですけど、やはり走り出すと気持ちが高ぶっていて、どうしても行きすぎてしまうところもありましたね。でも、ABSとかもうまく使いながらあわせていけたんじゃないかと思います」
「M6にとって富士は得意なコースなので、(チームを指揮する鈴木)亜久里さんは『あたりまえだろ』みたいな感じなんですけど、そこでしっかりポールを獲れたわけですし、長いレースのことを考えてもいいポジションが獲れたと思います」
「ほとんど練習なしの状態でも速いクルマをつくってくれたチームのおかげですね。総合力で獲ったポールポジションです」
「タイヤを温めるのに時間が足りないという状況に対しても、チームが戦略的にうまく対処してくれました。このあたりは、やはり総合力だと思いますし、ドライバーとしてはラクですよね」
「今年はチャンピオンということを強く意識しているので、マシン的に得意な富士でしっかりポイントを獲りたいと考えています。明日、もし勝てない場合でも、最低でも表彰台は獲りたいと思っています」
ショーン・ウォーキンショー
「今日はモニター画面を見て応援するだけだったけど、彼(高木)というドライバーがチームにいてくれたことが今日のすべてだと思うよ。富士では去年(の夏)も僕たちはポールを獲って優勝しているし、マシンの相性がいいのも確かだと思う」
「(ほとんど走れず決勝ということになっても)不安はない。開幕前の富士テストでもレース仕様に仕上げたクルマをしっかり味わっているからね。明日は長いレースになるけど、とにかく僕たちにとっていいレースにしたい。ベストを尽くして、明日もここ(優勝会見)に来られるよう頑張るよ」