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スーパーGT:立川祐路「富士に来るたびプレッシャーのほうが大きい」/GT500ポール会見

2018年05月03日 18:21  AUTOSPORT web

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GT500クラスポールポジションの石浦宏明と立川祐路(ZENT CERUMO LC500)
5月3日(木)に公式予選が行われた2018年のスーパーGT第2戦富士。スーパーGT500クラスポールポジションを獲得したZENT CERUMO LC500の立川祐路と石浦宏明が走行を終えてセッションをふり返った。

 なお、立川はこれで通算23回目のポールポジション獲得で自身が持つ最多記録を更新。また、このコンビは2017年の第2戦富士も制しており、4日(金)の決勝では富士500km戦連覇の期待もかかる。

■ZENT CERUMO LC500
立川祐路
「とにかく今日のポールはうれしかったです。変則的というか、朝の走行がなくなって(午後に)短い走行をしただけで予選になったので、みんな同じだとは思いますけど、クルマの手応えとかを充分に感じられないままの予選突入でした。だから、コンディションも含めてどうなるか分からなかったんですよね」

「みんなも2セット(のタイヤを使って)、アタックにいっていると思いますが、僕は1セット目の段階であまりうまくいかなくて、そこでも『どうなるかな』と思いながらの2セット目だったんですけど、最後はうまくいけました。(実際は走っていない)石浦がいい仕事で僕につないでくれました。感謝です(笑)」

「富士の場合、セクター3や100Rあたりはクルマやドライバーによっていくつかラインがあると思います。それとコーナーが少ないぶん僕が得意なんですかね……あんまりウケませんね、滑りました(笑)。正直、特に富士が得意という意識はなくて、ここに来るたびプレッシャーのほうが大きいんですよ。でも、それがいい刺激になっているのかもしれません」

「開幕戦ではエンジン(パワー)を多少抑えていた部分もあったみたいなんですけど、そのあたりの様子をみながらパワーを出してきてくれているようですし、開幕前の公式テスト富士でウチはあまり良くなかったんですが、開幕戦、鈴鹿の(公式)テストと進むうちに、タイヤを含めて方向性は良くなっていることを実感しています」

「最近、あまり(自分たちが)優勝候補とか言われていない感じがしていたので『ここらでいっとかないと』という思いもありました」

「みんなショートランしかしていないような未知の状態ですから、今日は今日、明日は明日、だと思っています。仕切り直して明日に向けしっかり準備をして、ミスなく戦って去年(の富士500km)と同じような結果でここ(優勝会見)に戻ってきたいと思います」

石浦宏明
「こんな気持ちのポールは初めてですね。走らずにここ(ポール会見)にいるのが不思議です。立川さんが1セット目の状態ではそこまで上の順位ではなかったので、今日は厳しいのかなと思っていましたが、最後に突然バーッと一番上にいって驚かせてくれました。富士の“近道”を知っている立川さんに予選を走ってもらってよかったです(笑)」

「開幕前からなかなかうまくいっていない部分もありましたが、自分たちのなかでひとつひとつ原因を見つけて、解決してきています。(開幕戦の後の)鈴鹿テストでもいいタイムが出ましたし、今回の富士に向かってはいい流れで来たと思います」

「(走行量不足での決勝になるが)立川さんの走りを見ていればクルマの状態は良さそうに思えますし、確かに普段に比べれば不安もあるかもしれませんけど、このカテゴリではあまり乗れずにレースという状況はあるものなので、大きな不安は感じていませんね」

「明日は長い(500km)レースですから、いつも以上にミスなく戦うことが大事になると思います。チーム全員がミスなく仕事をこなせば結果はついてくると思うので、僕も自分のベストを尽くして走りたいと思います」