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スーパーGT:30分間の公式練習はタイムアタック合戦の様相。MOTUL GT-Rがトップタイム

2018年05月03日 13:41  AUTOSPORT web

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MOTUL AUTECH GT-R
2018年のスーパーGT第2戦は5月3日、富士スピードウェイで12時50分から30分間の公式練習が行われ、ウエットコンディションのなか、スーパーGT500クラスはMOTUL AUTECH GT-Rがトップタイムをマークした。スーパーGT300クラスはARTA BMW M6 GT3がトップにつけている。

 ゴールデンウイーク恒例のシリーズ2戦目を迎えたスーパーGT。予選日となる3日(木)は東日本の太平洋側で大気の状態が不安定となり、富士スピードウェイがある静岡県小山町周辺も前日夜から雨が降る状況に。

 また早朝はサーキットを濃霧が包み、8時から行われたFIA-F4選手権の予選は赤旗終了となったほか、8時40分から予定されていた公式練習も数度スタートディレイが繰り返された後、セッション中止の判断が下されている。

 午後に向けて天候は回復とされていたこともあり、GTAとエントラントは緊急のミーティングを実施し、午後のタイムスケジュールを変更すると決定。12時50~13時20分までの30分間で公式練習が行われることになったほか、予選もノックアウト方式ではなく各クラス20分間の計時予選とすることが決定された。

 ピットウォークが始まる頃にはサーキット上空には太陽が顔を覗かせ汗ばむ陽気に。そして12時50分から公式練習がスタートすると、各チームとも限られた時間を最大限に活用しようと一斉にコースへ向かった。

 コース上では大きな混乱はなかったが、セッション開始から10分が経過した13時2分ごろ、ピットで停止したDENSO KOBELCO SARD LC500の左フロントタイヤから煙が上がる。ブレーキから火が出たようでメカニックたちが消火器で鎮火した後、いったんガレージへ。その6分後にはふたたびコースへ戻っている。

 またセッション残り10分を切ろうかというタイミングでマッハ車検 MC86 Y's distractionがTGRコーナー(1コーナー)で止まりきれずにオーバーシュート。ランオフ先のグラベルエリアでストップしている。

 そのほかは大きな混乱はなく、30分のセッションは終了。チェッカー掲示間際にEpson Modulo NSX-GTやZENT CERUMO LC500がトップタイムを更新し、タイムアタック合戦の様相を呈したが、チェッカー後に1分29秒581をマークしたMOTUL GT-Rが最速でセッションを終えた。2番手に“富士マイスター”立川祐路がドライブしたZENT LC500、3番手にWAKO'S 4CR LC500と続いた。


 GT300はエンジンパワーで勝るFIA-GT3勢が上位を席巻。昨年8月の第5戦富士を制したARTA BMWがトップ、2番手にグッドスマイル 初音ミク AMG、3番手にD'station Porscheというオーダーだった。

 スーパーGT第2戦富士はこの後、14時45分からGT300の公式予選が20分間で、15時15分からGT500の公式予選が20分間で行われる。