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MotoGP:マルケス、ヨーロッパラウンド初戦から「各チームとライダーのレベルが見えて来る」

2018年05月03日 09:11  AUTOSPORT web

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マルク・マルケス/レプソル・ホンダ・チーム
MotoGP第4戦スペインGPを前に、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスとダニ・ペドロサが意気込みを語った。

■マルク・マルケス/レプソル・ホンダ・チーム(MotoGPクラスランキング2位)
 前戦アメリカズGPで今シーズン初優勝を達成したマルケス。第2戦アルゼンチンGP決勝ではグリッドでマシンのエンジンがストール、押し掛けでスタートに間に合わせたものの、この行為でライドスルーペナルティを受け、後方からの追い上げを強いられる。

 その追い上げ途中にロッシと接触、ロッシを転倒させてしまい、5位でチェッカーを受けたものの、レース結果に対して30秒のペナルティを受け、18位とノーポイントに終わった。

 得意とするアメリカズGPの予選ではポールタイムを記録しながら、ビニャーレスの走行ラインをふさいだことへのペナルティで3グリッド降格を余儀なくされる。

 しかし、決勝では得意とするサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で快走を見せ、2018年シーズン初優勝。COTAでは6年連続優勝と記録を伸ばし、ランキングでもトップのドビジオーゾに1ポイント差に迫るランキング2位に浮上した。

 ヘレスでは2013年に2位、2014年にポール・トゥ・ウイン、2015年に2位、2016年に3位、2017年に2位と過去5年間、常に表彰台に立っている。

 ヘレスでは3月にテストを行なっており、今レースもトップ争いに加わることは間違いないだろう。

「すばらしいウイークを過ごし、すばらしい結果を収めたテキサスの後、スペインGPを迎えることができる。ヨーロッパラウンドでは新しフェイズが始まり、各チームとライダーのレベルが見えて来る」

「これまでのコースと異なり、ヘレスはよりトラディショナルなコースで、オースティンよりもタイトでスローな難しいコースだ。ヘレスでは3月にテストを行なったが、いいテストができポジティブに臨むことができる」

「ヘレスはホームレースなので、もちろん僕のファンクラブも大勢駆けつけてくれるし、いい気分で、いい雰囲気のなか、レースをすることができる。タイトル争いの重要な一戦となるだろうから、コンスタントに走れることに重点を置いて、懸命に仕事に取り組むよ」

「ドビジオーゾが昨年と同じようにライバルとなるだろう。とにかく、今シーズンはカタール、アルゼンチン、オースティンとバイクのフィーリングが本当にいい。自信があり、それが最も重要なことだ。ランキングトップから1ポイント差だから、この調子で続けて行きたい」

■ダニ・ペドロサ/レプソル・ホンダ・チーム(MotoGPクラスランキング11位)
 第2戦アルゼンチンGP決勝で転倒、右手を骨折したペドロサ。前戦アメリカズGPに強行出場し、ポイントを獲得したが、開幕3戦で表彰台争いに加わることができず、ランキング11位に止まる。

 ヘレスでは250ccクラス時代に1勝、MotoGPクラスでは通算4勝を記録。直近の5年間では、2013年に優勝、2014年に3位、2015年は腕上がりの手術を受けたため欠場、2016年に4位、2017年にポール・トゥ・ウインを飾っており、ペドロサが得意とするコースでもある。

 右手の回復次第となるが、今シーズン初優勝、初表彰台が期待される。

「ヘレスのレースが楽しみだ。ついにヨーロッパラウンドが始まる。手首の回復のため、1週間を費やした。うまくいけば、ライディングに役にたつだろう」

「オースティンではポイントを獲得することが重要だったし、ヘレスでも再びベストをつくす。金曜日に手の痛みが少ないことを望んでいる。そうなれば、大勢のファンに囲まれたコースで、ベストな状態でライディングできるだろう」