MotoGP第4戦スペインGPを前に、モビスター・ヤマハ・MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシが意気込みを語った。
■マーベリック・ビニャーレス/モビスター・ヤマハMotoGP(MotoGPクラスランキング3位)
前戦アメリカズGPで今シーズン初表彰台となる2位を獲得したビニャーレス。昨年は開幕2連勝を飾った後、ヨーロッパラウンドに臨んだが、ヘレスでマシンの問題が発生し、そこから苦戦を強いられることになった。
ヘレスではMoto3時代の2013年に優勝経験があるが、MotoGPでは2015年に11位、2016年と2017年は6位。今年はMotoGPクラスではヘレス初となる表彰台をめざす。
「オースティンでの表彰台の後、全体的にハッピーだと言うことができる。僕たちのマインドはオースティンで大きく変わった。今はヘレスのレースに集中している」
「僕たちのモチベーションは高く、ポジティブだ。このことは昨年のシーズン序盤に持っていたフィーリングを取り戻すことに役立つ」
「去年のヘレスは難しいレースだった。フロントタイヤに問題があり苦戦したが、ここ数週間でより多くのインフォメーションを得られるようになったから、スペインGPで再び表彰台をねらうことができる」
「新舗装の路面はグリップがあるからとてもポジティブ。ヘレスが待ちきれない。スペインGPはホームレースのひとつだし、ヘレスは大好きなコースだ。楽しくライディングできる。勝利を目指してレースに臨むし、プッシュするつもりだ。ファンのサポートも力になる」
■バレンティーノ・ロッシ/モビスター・ヤマハMotoGP(MotoGPクラスランキング7位)
開幕戦カタールGPで3位表彰台を獲得したロッシだが、第2戦アルゼンチンGPではマルケスと接触転倒、再スタートしたもののノーポイントに終わり、前戦アメリカズGPでは4位に入賞したが、序盤3戦終了時点でランキング7位に止まっている。
過去5年のヘレスでは2013年に4位、2014年に2位、2015年に3位、2016年に優勝、2017年に10位に入賞。MotoGPクラスでは通算7勝、125cc、250ccクラスを合わせると通算9勝を記録しており、ヘレスはロッシが得意とするコースのひとつ。
昨年はマシンに問題が発生し、その後のシーズンも苦戦を強いられることになった。今レースの結果がロッシの今後の活躍を占う材料となるかもしれない重要な一戦となる。
「ヨーロッパに戻って来ることができハッピーだ。シーズン序盤はうまく行かなかったが、ポジティブなトライもできた。僕たちのM1は改善されており、ヘレスはその可能性を理解するためにとても重要なコースとなる」
「昨年のヘレスでは苦労したが、今年はよくなると思っている。ヘレスは大好きなコース。ここではいいレースをしてきた。表彰台に戻って来られればうれしい。チームとともにベストなセットアップを見つけ、新しい路面でのバイクの動きを理解するために懸命に働かなければならない」
「月曜日には重要なテストも行なわれる。チャンピオンシップのためにも、改善し、戦い続けたい」