F1第4戦アゼルバイジャンGP、日曜日の様子を熱田護カメラマンがサーキットを歩き、見て、感じて撮った写真と一緒に紹介します。
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レースが終わってその深夜便で帰国でしたので、帰国後にこのブログを書いています。
今回は荒れましたね。
公道コースだから、最初は埃まみれなトラック。走れば走るほど路面状況が変化していくのでその対応が大変。
日曜は気温も低く16度くらい、風も強く、その対応が大変。
コースが狭くワンミスが即壁にぶつかるという難しさと低速コーナーもたくさん、長~いストレートでパワー勝負というその対応に大変。
大変なことが多いから、荒れたわけです。
モータースポーツ、どんなカテゴリーでもレース後に「たらればをいうと……もっと上位が狙えたのに……」というのをドライバーもチーム関係者からのコメントをよく耳にしますが、今年のF1アゼルバイジャンは特に多かったような気がします。
序盤から、この2台が競っていました。でも、同士討ちするとは思いませんでしたね。
どっちが悪いのかという話になります。
特に同じチーム同士ですからね。
チーム側から言えば、勘弁してください、それだけは……。
ドライバーから言えば、同じマシンで同じような技量の二人がギリギリのところで戦っていてやってはいけない同士討ちになってしまった、申し訳ありません。ということです。
僕は、どちらかが悪いという問題ではなく、次回から気をつけるということでいいんじゃないでしょうか。
そして、ハースF1のチーフエンジニアである小松礼雄さんのところのロマン・グロージャン選手。
僕は表彰台を撮るためにカメラマン待機場所で正面にあるモニターで見てました。
ウソ……って声が出てしまいました……
セーフティカーランの時は、タイヤを冷めないように温めたいです。。。みんなね。
でも、失敗して壁にぶつかったのは、グロージャン選手しか僕は知りません。
いつぞやのブラジルでもスタート前に壁にぶつかったのもグロージャン選手。
失敗は誰にでもありますけど、この背後にいるペレス選手が3位だったことを考えるとなんとも、、、
小松さん、怒ってるんだろうな……
2度目のセーフティカーが入るまでは、楽勝の雰囲気。
実際速かったし、そして、抜きに行き失敗してしまったセバスチャン・ベッテル選手。
パルクフェルメに車を止め、バイザーも上げずゆっくり歩いてくる様子は、悔しさが溢れているようにも見えました。
予選を失敗してしまい6番グリッドからのレースで2位獲得。
速いキミ・ライコネンの復活近いかも!
1周目にセルゲイ・シロトキン選手との接触で右側にタイヤを2本失いピットに帰ってきて追い上げての7位入賞!
なんと素晴らしい!
フェルナンド・アロンソ選手ならでは4戦連続入賞です。
我らがトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー選手、1度目のセーフティカー後、7番手を走行していたんです。
お!今回はいけるのか!って思ってたら、
ストレートでのスピードが伸びず、す~~~~~っと、どんどん抜かれていくばかり……なすすべなかったそうです。
ここも、トロロッソの車体とホンダのPU向きではなかったということでしょうか。
レースに向けて準備が整っているガスリー選手のマシン。
グリッドに向けてピットアウトする15分くらい前。
埃がたまってます。
メカニックさん達は周りでおしゃべりしています。
埃があろうがなかろうが、レースを走るのには何の影響もないでしょう……けれど、大切なレースの前の大事なマシンが埃だらけっていうのは、他のチームでは見たことがありません。。。中国の時もそうでしたし。。。
僕にウエスを貸してくれれば、拭いてから写真を撮りたいくらい。。。
2輪でも4輪でもゴーカートでも、レースマシンはいつもピカピカなものだと思ってました。
そのあたりから、チームの本気度、やる気、志し、士気などが少し足りない?……関係ない???
初ポイント獲得のブレンドン・ハートレー選手。
それは良かったんだけど、どうもスピードがガスリー選手と比べるとなんとも……
自信を無くさなければいいんだけれど。
まあ、それにしても、我らがトロロッソ・ホンダが次に光る速さを発揮するのは、どこなんだろ?
セルジオ・ペレス選手の3位素晴らしい!
この人は、持っています!運なのかなんなのか、知りませんが、いざという時に、持ってますよね。
そして、フォース・インディアも調子良かった!
シャルル・ルクレール選手が6位入賞です!
予選から良かったし、このサーキットでは速かった!
今年の中団以降のチームの順位予想ってのは本当にわかりません。
このルクレール選手とザウバーの6位入賞を誰が予想できたでしょうか?
今年のF1は、本当に面白いシーズンになるかもしれませんよ!
遠く、アゼルバイジャンまでF1観戦ご苦労様です!