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「夫に感謝されたい」って高望み?悩む妻に「どうしてほしいかはっきり言うべき」「希望を婉曲的に伝えるのはやめよう」

2018年05月02日 12:01  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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会話をする時、「一から十まで伝えないとわからないのか?」とイライラした経験はないだろうか。相手と親しくないならまだしも、夫や家族など、身近な人であればあるほどつい「察してほしい」と思ってしまいがちだ。

はてな匿名ダイアリーには4月下旬、「言葉が足りない夫」というエントリがあった。投稿者は共働き世帯の妻。夫は口数が多く、家庭内で夫婦の会話はあるものの、「いただきます」や「ごちそうさま」、おはようやお休みを言わないという。

「水飲む?と聞くとあ~飲むね。という。仕事で遠出するときにおにぎりでも作る?ときくとあ~いるね。という。食事中におかわりよそう?ときくと、そうだね。という。この服洗濯するのにネットにいれないの?ときくとあ~いれるね。という」

と、味気ない会話に、投稿者は不満を募らせている。

「洗濯する?」と聞いてくるのも「そろそろ洗って」という催促のサイン

中でも不満なのは、夫が、家事は投稿者がやって当たり前だと思っている点だ。投稿者は夫より帰宅時間が早いので、家事全般を担当している。しかし、夫から感謝の言葉は一切ない。それどころか洗濯物がたまると、夫は「洗濯する?」と聞いてくるという。「自分がやろうか?」という申し出ではなく、投稿者に「そろそろ洗濯して」と暗に催促しているらしい。

一方、投稿者が夫に家事を頼む際には、毎回「ありがとう」と伝えることにしているという。それだけに、

「家事やることも、私が夫の為になにかすることも当然だと思っているのかな。一言ありがとう、おねがい、そうしてくれる?といってくれるだけで違うのだけど高望みだろうか」

と、夫から感謝の言葉がないことに釈然としない気持ちでいる。

「世間的な評価を得て彼を責めたかったのかも」と後に反省

はてなブックマークで寄せられた意見で多かったのが「夫にストレートに気持ちを夫に伝えるべき」という指摘だ。「言葉が足りないのはどっちもどっち」というのだ。

「遠回しに気づかせるのは自分のストレスになるからやめたほうが良い。どうしてほしいかはっきり言うべき 」
「他の人も書いてるけど自分の希望を婉曲的に伝えるための努力は、やめたほうがいいと思う。お互いに何が好きで何が嫌いか分かりあった後にはじめて成立するようなことを段階飛ばしてやろうとしているように見える」

ただ、相手はいい大人だ。夫なら尚更、気持ちを伝えなくてもわかってほしいという思いが生まれてもおかしくはない。それでもコメントでは「口で言うのが難しければお手紙書こう」など、手段はどうあれちゃんと伝えることが重要だ、という声が多かった。

ほかには、「『じゃあよろしく』って返せばいいだけかと」「『洗濯する?』と聞かれたら『うん、旦那洗濯してもいいよ』って少しずつ振ってみたら」などの切り返し方を紹介する人もいた。

一方で、投稿者の「夫は自分に感謝すべき」という思い込みが問題だという指摘もある。

「増田(編集部注:投稿者のこと)は『甲斐甲斐しい私を評価してして病』なので、それにつき合いたくない夫の気持ちもわかる。単純に、世話を焼くのをやめればいいのでは」

数々のコメントを見た投稿者は、追記で「はっきり言えっていうのは本当に仰る通りです、都度軽くは言ってる(つもり)なんだけど暫く経つと元通り」と現状を書き、

「私の言うことはそんなにも高望みだろうかってのは、もしかしてこんなに言葉を望むのは一般的では無いのだろうか、家族間でありがとうとかお願いとかあんまりいわないもの?私は常識的なことを望んでいるっていう世間的な評価を得て彼を責めたかったのかも」

と、自身を振り返っていた。