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ブランド古着通販のベクトルが物流体制強化、ジーエフと合弁会社設立

2018年05月02日 10:52  Fashionsnap.com

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両社のロゴ
古着ファッションの買取や販売を手掛けるベクトルが、アパレル業界に特化したロジスティックカンパニーのジーエフグループ(以下、ジーエフ)との合弁会社「gf.V(ジーエフドットブイ)株式会社」を設立し、5月1日に事業を開始したことを発表した。

 ベクトルは2003年の設立以来リユース事業を展開。現在はブランド数6,000以上、70万点を超えるアイテムを取り扱い、国内最大級のブランド古着マーケットを構築している。リユース市場は今後も拡大が見込まれており、商品管理の拠点を増やし物流の体制強化を目的に合弁会社を設立したという。設立時期は3月で、資本金は900万円。出資比率はジーエフホールディングスが60%、ベクトルが40%で、ジーエフホールディングス代表取締役社長の児玉和宏氏が代表取締役に就任した。
 今回の合弁会社設立により、ベクトルはジーエフが保有する国内30ヶ所の物流施設に出品センターを順次併設し、管理拠点の全国展開に取り組むとともに、買取事業と販売事業に集中していくという。また、出品センターのフランチャイズ化を開始し、リユースマーケットプレイスの拡大を目指す。
 ジーエフは、商品の査定や買取成立までの手続き・出品作業をワンストップで行う出品センター「ベクトルグローバルポート」や、査定から出品までのノウハウとマルチチャネル出品システム「ベクトルプレミアムシステム」など、ベクトルのシステムを活用することでインフラ整備なくリユース市場に参入することが可能となった。
 ジーエフドットブイでは3年後に売上50億円、営業利益5億円を目指す。