2018/19年からニッサンがワークス参戦を表明し、日本でも注目が集まっているフォーミュラE。このレースを2014/15年の初年度からフォローしている数少ない日本人カメラマン、太(ふとり)カメラマンが4月28日の2017/18年第8戦パリE-Prixに潜入。そのルポをお届けします。
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ボンジュール! 前戦のローマePrixに続き、ヨーロッパラウンド2戦目は“花の都”パリにやってまいりました!
2017/2018フォーミュラE第8戦の舞台は、パリ中心地の歴史的建造物であり、ナポレオンが眠るアンヴァリッドを周回するコースで開催されました。今回は、そのパリより現地情報をお伝えします!
まずはレース前日の4月27日(金)の朝の様子から。スッキリ晴れ渡り、青空が広がるコースからエッフェル塔が見え、いかにもパリらしい風景です。
近くに設置されたレースコントロールオフィスには、BMW i3がずらっと並びます。各セクション前には、この小さな電気自動車がかなりの勢いでコースを疾走します!
次は、ピットガレージからの様子を少し。時間的にタイトなスケジュールのなか、チームやドライバーは、少ない時間を割いてマシン乗換えの練習に専念します。
エンジニアから『この角度でガレージに入ってくれ!』と言ったかどうかわかりませんが、フェリックス(・ローゼンクヴィスト)さん、ヘルメット越しから指示がわかるのでしょうか?
続いて、日本でもおなじみのアンドレ・ロッテラーさんは、マシンから『よいしょっ』とジャンプ!
青空によく映えるルノーe.dams、ニコラス・プロストさんのマシンです!こちら車検待ちです。
ゲーミング・エリアで開催されている レーシング・シミュレータ “REAL RACING 3”の『Eレース予選』の模様を。スーパーGTに参戦した経験もあるケンブリッジ大学卒レーサー、オリバー・ターベイさんの表情は……コースサイドに激突!?
通常、朝に行われるトラックウォークは午後から始まりました。まずは、 DSヴァージン・レーシングがいちばん先にコースへ!
こちらはルーカス・ディ・グラッシさんです!
マヒンドラ・レーシングは、ニック・ハイドフェルドさんとローゼンクヴィストさんが一緒にコースを歩きます。
ロッテラーさん、入念にコースをチェック!
翌28日(土)のレースデイは、いつものように早朝からコースへ向かいます。まずは、メトロに乗って最寄りの駅に向かいます。今回宿泊した近くの駅である、パリ・モンパルナス駅から約10分で到着!
レースデイは、周辺の駅が封鎖されているのでご注意を! メトロ入口はシャッターが閉められます。
駅を出てから、アンヴァリッドへ。
セキュリティーはとても厳しく、荷物チェック、ボディチェックが2回ありました!
メディアセンターは、アンヴァリッド敷地です。マシンも展示されています。
青空が広がった前日とは異なり気温11度、曇り空の肌寒いなか、午前8時から走行がスタートしました。
地元フランス人ドライバーのジャン-エリック・ベルニュさんは、4月25日が誕生日! リヤウイングには『HAPPY 28TH BIRTHDAY JEV』の文字が。そんなベルニュは見事ポールポジションを獲得し、チームメイトのロッテラーも3番手スタートとなりました!
ここ数戦、テチーターの勢いが止まりません!!
今回もグリッドでの撮影を諦め、早々と1コーナーへ向かいます。レース開始の1時間半前に到着しましたが、すでに数名が陣取っていました。『アウディ e-トロン ヴィジョン グランツーリスモ』のデモ走行も行われました。
いよいよ、16時レーススタートです。コース脇には、大勢の人々が思い思いにレースを楽しんでいます。
テチータが2度目のワン・ツー・フィニッシュ? と思いきや……。ロッテラーさん、最後は残念な結果になってしまいました。絶好調のベルニュさん、見事なポール・トゥ・ウィンです!
メディアセンターを出たのは22時。美しい夜景が疲れを癒してくれます。それではみなさん、パリからアビヤント!