モリワキは、5月5日~7日に開催されるベネッツ・ブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)の第3戦オールトンパークに清成龍一が負傷したダン・リンフットの代役として参戦すると発表した。
BSBにホンダ・レーシングから参戦するリンフットは第2戦ブランズ・ハッチで転倒し負傷。そのため第3戦を欠場し代役として清成が古巣のホンダ・レーシングから抜てきされた。リンフットは2017年の鈴鹿8時間耐久ロードレースで清成と高橋裕紀とともにモリワキMOTULレーシングから参戦したライダーだ。
清成はBSBに2004年~2007年、そして2010年と2011年にホンダ・レーシングから参戦経験がある。ホンダ・レーシングで2006年、2007年、2010年と3度のシリーズチャンピオンを獲得し通算50勝、代役で走るオールトンパークでは通算10勝をあげている。
清成の参戦は第3戦のみのスポット参戦となる。清成は「まず最初に、リンフット選手の1日も早い回復をお祈りいたします。オールトンパークで彼の代役出場を戦い慣れたチームから出来ることついては大変嬉しく思っています」と次のようにコメントしている。
「BSBは自分が長い間戦い慣れたシリーズですし、今まで戦って来たライダーたちとまたレース出来ることをとても楽しみにしています」
レースについては「ホンダCBR1000RRは昨季から全日本で乗りなれていますし、チームも旧知の仲なので、スポット参戦とはいえ、上位を目指して頑張ってまいります」と力強いコメント。
ホンダ・レーシング・チームの監督であるハビエ・ベルトランは「清成がオールトンパークで戻って来てくれることはとても嬉しいし、ダン(・リンフット)の代役として一番の適任者だと思っている。彼はホンダと我々のチームとは長い歴史があり、チームのみんなとも旧知の仲なので、すぐに溶け込んでくれるだろう」と述べている。
「彼はとても優秀なライダーであり、ホンダは彼のライダーとしてのスキルに長年魅力を感じて来た。また、ファイアブレード(CBR1000RR)での経験もチームにとってプラスになるはずだ」
清成が所属するモリワキMOTULレーシングの森脇護総監督もスポット参戦についてコメントしている。
「まずはダン・リンフット選手の早期回復を心よりお祈り致します。そして今回代役で参戦する、清成龍一の健闘を祈ります」
「2017年、FIM世界耐久選手権シリーズである“鈴鹿8時間耐久ロードレース”をともに戦ったリンフットが窮地だという連絡を受けそのお返しをしたいと思います。現在チームは大変な状況かと想像します。同じサーキットを戦う者として、レースの仲間としてホンダ・レーシングの成功を祈ります」