WTCRザントフールト戦にオランダ王室のファン・オラニェがスポット参戦へ

WTCR世界ツーリングカーカップは4月28～29日にハンガロリンクで第2戦を終えたが、第3戦のニュルブルクリンクに続き、オランダのザントフールトで5月19～20日に開催される第4戦に、オランダ王室家のプリンス・ベルンハルト・ファン・オラニェがスポット参戦することになった。

　プリンス・ベルンハルト・ファン・オラニェは、本名プリンス・ベルンハルト・ルーカス・エマニュエル・ファン・オラニェ＝ナッサウ。オランダのロイヤルファミリーの一員で48歳になるが、これまでオランダのGT4レース、アウディTTカップへの参戦等、レースへの挑戦も続けてきた。さらに、2016年には今回WTCRに参戦する舞台であるザントフールトを購入し、オーナーにもなっている。

　今回、WTCRオランダ戦にはバス・コーテン・レーシングのアウディRS3 LMSで参戦することになるが、「8人もの元世界チャンピオンが参戦するワールドカップに挑戦するのはとても貴重な機会だ」と意気込みを語っている。

「激しい接近戦が展開されるレースだし、テレビやネットで10万人ものファンが今回のレースを体験するんだからね」

　プリンス・ベルンハルト・ファン・オラニェがドライブするアウディは、オランダのナショナルカラーであるオレンジに彩られる予定だという。