ミュージカル『TOP HAT』が、11月5日から東京・渋谷の東急シアターオーブ、12月1日から大阪・梅田芸術劇場で上演される。
『TOP HAT』は、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースが主演し、1936年に日本公開された映画『トップ・ハット』をもとに2011年にイギリスで初演された舞台。主人公の男女によるデュエットダンスや生オーケストラの演奏に加え、200着を超える衣装なども見どころの1つとなり、2013年にはイギリスの『ローレンス・オリヴィエ賞』でミュージカル賞、振付賞、衣装デザイン賞の3部門に輝いた。2015年に初の日本公演も行なわれている。
日本人キャストによって演じられる今回の公演では、ブロードウェイで活躍する人気ミュージカルスターのジェリー・トラヴァース役に坂本昌行、ジェリーが一目惚れするモデルのデイル・トレモント役に多部未華子がキャスティング。多部は同公演でダンスを初披露する。
さらにジェリーを友人の夫だと勘違いしたデイルが、彼へのあてつけに結婚する衣装デザイナー・アルベルト役を屋良朝幸、デイルの友人マッジ役を朝海ひかる、マッジの夫ホレス役を益岡徹、執事のベイツ役を浅野和之が演じる。演出・脚色はマシュー・ホワイトが担当。チケットの販売は7月14日にスタートする。
来日公演を観劇していたという主演の坂本は「TAPあり、ペアダンスあり、ユーモアあり、いつかはこんな作品に出られたらなと思っていたときにお話しをいただきました。この作品でジェリーとして生きられることを本当に嬉しく思います。願いは叶う!」と喜びのコメント。
多部は「今までにやったことのない本格的なミュージカルに挑戦することにしました。この作品の魅力はやはり歌と踊りなので、皆さんの足を引っ張らないように頑張りたいと思います。ただ、今は歌と踊りのことで頭がいっぱいなので、本番までにデイルになれるようにこれから作っていきたいです」と意気込みを語っている。
また演出のマシュー・ホワイトは坂本と多部について「坂本昌行さんは、歌、ダンス、演技のすべての分野において優れたスキルを持つダイナミックなパフォーマーです。彼は、チャーミングでカリスマ性のあるジェリーになると思います」「品位と美を兼ね備えた多部未華子さんは、主演女優としてパーフェクトです。観客は、数多くのテレビや映画、ストレートプレイで活躍する彼女が、歌とダンスにも秀でている(堪能である)ことに感動するでしょう」と太鼓判を押している。
■坂本昌行のコメント
来日公演を観劇させていただいた際に、なんてスマートでお洒落なミュージカルなんだろうと思いました。TAPあり、ペアダンスあり、ユーモアあり、いつかはこんな作品に出られたらなと思っていたときにお話しをいただきましたこの作品でジェリーとして生きられることを本当に嬉しく思います。願いは叶う!次の願いはスタッフキャスト一丸となり、より良い作品を作り、そして日本のフレッド・アステア&ジンジャー・ロジャースと呼ばれるよう頑張りたいと思います。
■多部未華子のコメント
今までにやったことのない本格的なミュージカルに挑戦することにしました。この作品の魅力はやはり歌と踊りなので、皆さんの足を引っ張らないように頑張りたいと思います。ただ、今は歌と踊りのことで頭がいっぱいなので、本番までにデイルになれるようにこれから作っていきたいです。
ロンドンのスタッフの皆さんも本当に素敵な方々で、楽しんで作品作りができそうな気がしています。緊張していて不安もありますが、全力で20代最後を楽しみたいです。
■マシュー・ホワイトのコメント
坂本昌行さんと多部未華子さんのような、とても才能あふれるお二人と一緒に作品が作れることをとても楽しみにしています。おニ人とも、ジェリー・トラヴァースとデイル・トレモント役としてぴったりの魅力と洗練さの持ち主です。本当に彼らと一緒に働けることを心待ちにしていますし、彼らがこの作品に独自の才能をもたらし舞台上で2人の“相性”は魔法のようだ(魅力的だ)と確信しています。坂本昌行さんは、歌、ダンス、演技のすべての分野において優れたスキルを持つダイナミックなパフォーマーです。彼は、チャーミングでカリスマ性のあるジェリーになると思います。プロ意識と専門技術(知識)で、カンパニーを導いてくれるでしょう。彼のダンスと歌は、ステージを明るく照らし、観客は彼に恋に落ちることは疑いようがありません。品位と美を兼ね備えた多部未華子さんは、主演女優としてパーフェクトです。観客は、数多くのテレビや映画、ストレートプレイで活躍する彼女が、歌とダンスにも秀でている(堪能である)ことに感動するでしょう。素晴らしい衣裳をまとい、まるで空を飛んでいるかような彼女のダンスを見るのが待ちきれません。彼女はセンセーションを巻き起こすはずです。