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山田真之亮 スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

2018年05月01日 11:31  AUTOSPORT web

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TAISAN R8 FUKUSHIMA
新コンビで幸先の良い2ポイントを獲得

 4月7~8日、岡山県・岡山国際サーキットにてスーパーGT 第1戦、『2018AUTOBACS SUPER GT Rd.1OKAYAMA GT300KM RACE』が開催されました。2017年シーズンに引き続きカーナンバー26、TAISAN R8 FUKUSHIMAをドライブすることになりました山田真之亮は、新たに川端伸太朗選手とのコンビで開幕戦を迎えました。
 
 また、スーパーバイザーとして元F1ドライバーの中野信治氏も加わり、オフシーズン中のテストにおいて、開幕戦へ向けて着々と準備を進めてきました。4月7日、土曜日のフリープラクティスから走行を開始しました。
 
 山田真之亮と川端選手とで交互に走行を続け、トップから0.577秒差の9番手タイムをマーク。しかし7~9番手は100分の数秒という僅差であり、充分に手応えのある内容でした。そして迎えた午後の予選1回目。アタッカーは川端選手が担当し、トップから0.909差の11番手タイムをマーク。Q1を突破し、予選2回目へと進出しました。
 
 トリッキーなコンディションのなか山田真之亮は懸命にタイムアップを目指しましたが、不本意な13番手グリッドを得るに留まりました。8日、日曜日は降雨予報もなくドライコンディションでスタートを迎えました。
 
 スタートドライバーを担当した山田真之亮は、混乱に巻き込まれることなく、1ポジションアップの12番手でオープニングラップをクリア。混戦のなか、14番手に後退するシーンもありましたが、果敢なオーバーテイクを繰り返し、9番手までポジションアップ。しかしこの混戦バトルのなかでは本来のパフォーマンスを発揮できないと山田真之亮は判断し、チームに対して予定より早いピットストップを提案。チームは山田真之亮の提案を受け入れ、29周目にピットイン。タイヤ交換、ガソリン給油を済ませ、川端選手へとバトンタッチしました。
 
 このピット作業でのガソリン補給が計画通りにいかず、17秒のタイムロスを強いられてしまい、川端選手がコースに復帰した時点でのポジションは17番手まで後退していました。川端選手は順調に追い上げ続け、他のマシンのピットストップもあり、9位でフィニッシュ。開幕戦にして幸先の良い2ポイントを獲得しました。
 
レース後コメント
山田真之亮
「まだまだ多くの課題が残されていることが判明しましたが、チーム全体のポテンシャルが上がったことが確認できた開幕戦でした。今後の鈴鹿テストでさらにチームの総合力をアップして2戦目以降も連続ポイント獲得を目指していきたいです。今シーズンも皆様の応援をよろしくお願いいたします」

Team TAISAN SARD千葉泰常チーム代表
「ピットストップでのタイムロスは痛かったですが、週末を通じて山田真之亮と川端伸太朗の両ドライバーは、さすが幼少期から一緒にレース参戦してきただけあって、お互いのコミュニケーションと競争心がチームに新たなパワーをもたらしたと思います。これからのレースを楽しみにしてください」