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売上100億円は射程圏内、5年で720%の成長を達成したアンカー・ジャパンの新事業戦略発表会レポート

2018年04月30日 18:02  Techable

Techable

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2018年の「年間売上は100億円が射程圏内」。2013年に「無名の中国企業」としての日本市場への展開をスタートさせたアンカー・ジャパンは、そこからわずか5年で約720%という大幅な成長を実現し、2017年に年間売上74億円を達成しました。

累計300万個のモバイル・バッテリーを販売主力商品であるモバイル・バッテリー(スマホ用充電器)は、Amazonなどの大手ECプラットフォームを中心に売れに売れ、2017年までに国内累計販売台数が300万個を超えた、という大ヒット商品です。

次の5年を見据え、オーディ製品へ本腰「アンカー・ジャパン新事業戦略発表会2018」と題したメディア向け発表会で、これまで「アンカー」や「Zolo」といったブランド名でも展開していたオーディオ製品を統一のブランド名「Soundcore(サウンドコア)」に統合し、同社が「チャージング」と呼ぶ主力製品群のモバイル・バッテリーにつぐ収益の柱に育てて行く方針とのこと。

発表会には、アンカー・ジャパンの井戸義経CEO(写真左)に加えて、中国からヘッドホン製品のGM(ゼネラルマネージャー)であるロック・ガオ氏(中央)とスピーカー部門のGMであるハーバート・ファン氏(右)も来日し、プレゼンテーションを行いました。

ちなみに、気になる「AIスピーカー」については、2018年秋以降の発表予定とのこと。
Soundcore2018年の新製品:スピーカー編手頃な価格でカジュアル・リスニングには必要十分なサウンドが得られる「Soundcore Mini(税込3,990円)」と「Soudcore Motion B(税込3,299円)」、LEDライトによるイルミネーション機能を備え、インテリア性をもたせた「Soundcore Flare(税込5,999円)」、有線接続によるハイレゾ音源の再生にも対応した上位モデルの「Soundcore Model Zero(19,800円)」が2018年夏に発売が予定されるポータブル・スピーカーのラインナップです。

Soundcore2018年の新製品:イヤホン・ヘッドホン編イヤホン、ヘッドホンカテゴリーでは汗に対する耐性を高めたというスポーツ・イヤホンの入門モデル「Soundcore Sprit(税込2,999円)」や左右分離型の「Soundcore Liberty Lite(税込6,599円)」、さらに、同社初となるヘッドホンカテゴリには、エントリーモデルの「Soundcore Vortex(税込5,999円)」、アクティブ・ノイズキャンセリング機能を備えたワイヤレス・ヘッドホン「Soundcore Space NC(税込14,300円)」がラインナップ。こちらも発売予定時期は2018年夏とのことです。

バッテリーが切れても有線接続で音楽が聞き続けられる点も、地味に高いポイントな「Soundcore Space NC」。質感も1万円台の製品とは思えない仕上がり。
井戸CEO&開発責任者インタビューメディア向けプレゼンテーションとは別に、アンカージャパンの井戸義経CEOとヘッドホン部門を統括するロック・ガオ氏、スピーカーを統括するハーバート・ファン氏にインタビューを行いました。オーディオ製品の展開に向けた意気込みや、競争が激しい市場で勝ち続けられる理由などについてお話をうかがっていますので、ぜひ、以下の動画でご覧ください(インタビューパートは03:06ごろから)。
» 動画:アンカー・ジャパン「新事業戦略発表会2018」Vlogレポート! - YouTube
それでは、またインターネットのどこかでお会いしましょう。

【筆者】Mr.TATE(Masahira TATE)の情報 » officeTATE(オフィステイト)|YouTube(1)|YouTube(2)|Twitter|Facebook|Instagram|