2018年F1アゼルバイジャンGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは今季初優勝を挙げた。
■メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 決勝=優勝
今日は複雑な気分だ。バルテリ(・ボッタス)は優勝にふさわしい走りをしていた。全くミスなく、素晴らしい仕事をしていたのにね。
今日のレースはクレージーでエキサイティングな展開になっていたから、諦めることなく走っていた。常にプッシュしていたが、本当に厳しかった。今日勝利を手にできたことを、心から感謝している。誰にでもいい時もあれば悪い時もあるから、今日勝ったことを喜んで受け入れる。そして今日のレースからいろいろなことを学び取りたい。
それにしてもバルテリは何てついてなかったんだろう。ワンツーフィニッシュができればチームにとって最高の結果になった。あのタイヤブローがなければ、残りの周回の間に僕が彼の前に出ることはなかっただろう。
(今日は勝ったが)フェラーリのマシンの方が優れているという事実は変わらない。週末のほとんどの時間、彼らの方がパフォーマンスが上だった。決勝では僕らはついていくのが精いっぱいだった。僕らが課題を抱えているのは間違いない。それでもライバルと戦えているのはいいことだし、これからかなり接戦になるだろう。努力し続けるよ。
本当に複雑な気持ちだ。優勝する機会に恵まれたことに感謝している一方で、普段のような走りをしていなかったという思いもある。
諦めずにプッシュしてはいたけれど、完璧なレースをしていたわけじゃない。それが心の中で少し引っ掛かっているんだ。
でも僕は絶対に諦めない。これまでも前を向いて努力し続けてきた。そうすると物事がうまくいくようになる。