アゼルバイジャンGP2日目の土曜日、ホンダがレッドブルとサーキットで2019年へ向けた初めての会談を行なった。
会談はレッドブル側からの提案で、アゼルバイジャンGPが開催されているバクー・シティ・サーキットのパドックにあるホンダのホスピタリティハウスの中で行われた。
レッドブル側からの出席者はオーナーのデートリッヒ・マテシッツが全幅の信頼を寄せているレーシングアドバイザーのヘルムート・マルコ。ホンダ側は山本雅史モータースポーツ部長が出席した。
会談は、まずマルコから「ホンダはレッドブルにPUを供給する気はあるのかないのか?」から始まった。
山本は「レッドブルは非常に優秀なチームなので、チャンスがあれば(供給を)考えたい」と回答。
その後、会談はお互いの考え方を確認したいう。「ホンダにはホンダの企業としての考え方や文化があり、レッドブルにはF1チームとしての哲学がある。その辺を腹を割って話し合いました」(山本)
ただ、今回の会見はあくまでスタートラインで、それ以上突っ込んだ話し合いにはならなかったという。
「アゼルバイジャンGPではこれ以上の話し合いは行わない」という山本だが、PUマニュファクチャラーが2019年にPUを供給するコンストラクターをFIAに通知する期限は5月15日。2回目の会談が行われる日は、そう遠くないと思われる。