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英ロイヤルベビーの名付け 専門家が語る「考慮するのはこんな点」

2018年04月28日 09:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

23日に誕生した王子をお披露目をするウィリアム王子&キャサリン妃(画像は『Kensington Palace 2018年4月23日付Twitter「Welcome to the family.」』のスクリーンショット)
23日に誕生したウィリアム王子&キャサリン妃の第3子の名前が、英時間27日に“ルイ・アーサー・チャールズ(Louis Arthur Charles)”と発表された。英王室の名付けには大変細かい決まりごとがあると言われているが、名前を選ぶ際の基準などはどうなっているのだろうか。今回はそんな英王室の名付けにちなんだ情報をお伝えしたい。

親から愛しい我が子への“最初の贈り物”となる名前。お腹のなかにいるときからすでに決めている人、実際に赤ちゃんの顔を見てから決める人もいるだろうが、このたび誕生した王子のように赤ちゃんが英王室の一員である場合、名付けに関しては考慮しなければならない様々なポイントがある。

まず大前提として、エリザベス女王の承認が必要であることが挙げられる。『CNN』の王室専門家ケイト・ウィリアムズさんによれば「もちろん最終的には両親が選んだ名前になる」とのことだが、伝統を重んじる英王室では「女王が首を縦に振らなければ、反対を押し切ってまで意見を通そうとするのではなく、両親は再検討を図ることになるはず」と語る。

王室の名付けにおいては「伝統と親しみやすさの絶妙なバランス」が鍵になると明かすのは、ネーミングの専門家で「Siegel + Gale」のグローバルディレクターを務めるクリスチャン・ターナーさんだ。新王子には王位継承第5位の“未来の国王”という重みと、古臭さや傲慢さを感じさせず一般人にも馴染みのある印象を与える名前であること、この2つが叶えられた名前であることが重要だそうだ。こういった点では、長男“ジョージ”、長女“シャーロット”という両名も「大変素晴らしい名付けだった」と述べている。

様々な配慮が必要となるロイヤルベビーの名付け、しかも3回目ということでウィリアム王子は大変悩んでいたようだと伝えられている。ルイ王子誕生後も連日公務に駆け回るウィリアム王子の姿には「疲れた表情だ」「少々やつれたのでは?」と国民から心配する声があがっていたが、誕生から4日後にして発表された“ルイ・アーサー・チャールズ(Louis Arthur Charles)”という名前には「素敵な響き!」「古臭くなくていい!」といったポジティブな声もあがっているようだ。

英王室のなかでも絶大な人気を誇るウィリアム王子&キャサリン妃。ルイ王子の健やかな成長を願うとともに、未来の英国を担う夫妻に大きな希望と信頼を抱く人々は多い。おめでたいニュースが続く英王室、ロイヤルフィーバーはまだまだ続きそうである。

画像は『Kensington Palace 2018年4月23日付Twitter「Welcome to the family.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)