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浜辺美波、清原果耶、桜田ひより……“清々しい今”注目したい現役女子高生女優たち

2018年04月28日 06:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)を観ていて懐かしく感じるのは、『花より男子』を彷彿とさせることのみならず、最近はすっかり学園ドラマが減ってしまったからかもしれない。少女マンガの実写映画は多数公開されているが、高校生役を演じている役者陣の実年齢は20代がメイン。過去には『金八先生』(TBS系)、『ごくせん』(日本テレビ系)など、シリーズものの学園ドラマを機にブレイクした10代(当時)の役者たちも多いだけに、そのような場がないのは寂しくもある。とはいえ、数々の作品で主演を務める広瀬すずや、バラエティでも活躍する橋本環奈らも実は10代。今回はそんな彼女たち勢いに迫る、現役高校生世代の注目女優を紹介したい。


参考:【画像】浜辺美波、桜田ひより、高橋ひかる、清原果耶の活躍の様子


■浜辺美波(17歳)


 一歩抜きんでているのは、浜辺美波(17歳)。2015年に放送されたドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(フジテレビ系)の“めんま”役で脚光を浴びた彼女は、2017年公開の映画『君の膵臓をたべたい』で病を抱えながらも力強く、かわいらしく生きる女子高生を好演。同作で『日本アカデミー賞』新人俳優賞も受賞したが、浜辺がお茶の間に広く知れ渡ったのはスマホ向けオンラインRPG『ヴァルキリーコネクト』のCMかもしれない。喫茶店を舞台に「みなみ、困っちゃう」とキュートにつぶやく彼女は、「かわいすぎる」と大反響を呼んだのだ。


 現在は『an』『LINE MUSIC』『JA共済』といったCMのほか、ドラマ『崖っぷちホテル!』(日本テレビ系)に出演中。訳ありホテルに勤めるパティシエ役で、実力はあるがとにかくクセが強い。「ありがとうございまぁすっ!」とハイテンションで受け答えする姿はひたすら愛らしく、今までの浜辺とはまた違った魅力を堪能できる。


■桜田ひより(15歳)


 『あなたには帰る家がある』(TBS系)で、中谷美紀&玉木宏演じる佐藤夫婦の一人娘を演じているのは桜田ひより(15歳)。子役時代から数々の作品に出演しているだけに「こんなに大きくなったんだ」と成長に驚く人も多いだろう。桜田は、幼少期からモデルとして活動をはじめ、2015年には『脳内ポイズンベリー』のゴスロリ娘、ドラマ『ワイルド・ヒーローズ』(日本テレビ系)のヒロイン、そして『東京喰種 トーキョーグール』(2017年)では、人肉しか食べることができない喰種・ヒナミ役を熱演。自分が喰種であることに苦しみながら、健気に生きる少女を表現力豊かに演じきった。


 現在出演中の『あな家』で演じているのは、第一志望の私立中学に入学したばかりの女子中学生。チャームポイントともいえるクリッとした瞳は幼い頃のまま、順調に日本美人へと成長する桜田から今後も目が離せない。


■高橋ひかる(16歳)


 2014年に『全日本国民的美少女コンテスト』でグランプリを受賞して芸能界入りを果たしたのは、高橋ひかる(16歳)。2016年に映画『人生の約束』で女優デビューし、翌年には大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK)でドラマデビュー。井伊直親(三浦春馬)の娘を名乗り、意味ありげな表情で「敵か味方か」と観る者を惑わせた。昨冬には、ブレイク女優への登竜門とも言われる『全国高校サッカー選手権大会』13代目応援マネージャーに大抜擢されるなど、注目度は抜群だ。


 現在は初主演ドラマ『パフェちっく!』がFODで配信中。タイプの違うふたりのイケメンの間で揺れ動く女子高生をパワフルに演じている。すらりとした手足に、美しい黒髪をなびかせる高橋は、まるで16歳とは思えないオーラの持ち主。まだ女優としての経験は浅いが、これからの飛躍に大きな期待がかかる。


■清原果耶(16歳)


 最後に紹介するのは、今、注目の女優を語る上で欠かせない清原果耶(16歳)。2014年に『アミューズオーディションフェス2014』でグランプリを獲得すると、2015年からは雑誌『nicola』の専属モデルとして活躍。同時に、NHK連続テレビ小説『あさが来た』(2015年)の奉公人・ふゆ役をはじめ多数のドラマ・映画に出演し、映画『3月のライオン』(2017年)では、神木隆之介演じる桐山零が慕う3姉妹の次女として、正義感の強い女子中学生を自然体で演じてみせた。


 公開中の映画『ちはやふる -結び-』で担っているのは、映画オリジナルのキャラクター・伊織役。大人っぽさと幼さを兼ね備える清原は、新(新田真剣佑)に思いを寄せる美少女をクールに演じ、高い評価を得ている。さらに、7月スタートの『透明なゆりかご』(NHK)では、ドラマ初主演を務めることも決定。デビュー以来立て続けに話題作に出演し続ける清原だが、まだまだ快進撃は始まったばかりだ。


 10代の役者が活躍する場が減っているとも言われるなか、着実に存在感を増す彼女たち。経験を重ねれば重ねるほど演技は巧くなるかもしれないが、同時に初々しさやあどけなさは失っていくもの。今しかない彼女たちの“清々しい今”を、この目にしっかりと焼き付けておきたい。


※高橋ひかるの「高」はハシゴダカが正式表記。


(nakamura omame)