2018年04月27日 17:32 リアルサウンド
音楽ドキュメンタリー『Buena Vista Social Club: Adios(原題)』の邦題が『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』に決定し、7月20日より公開されることが決定し、ポスタービジュアルも公開された。
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本作は、2000年に公開された音楽ドキュメンタリー『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』から18年、グループによるステージでの活動に終止符を打つと決めた現メンバーによる“アディオス”世界ツアーを収めた、ヴィム・ヴェンダース製作総指揮の音楽ドキュメンタリー。
アメリカのギタリスト、ライ・クーダーが、キューバを旅した際にセッションした、地元の老ミュージシャンに声をかけ、当時なんと92歳のギタリストを筆頭に、かつて第一線で活躍していたキューバのベテラン歌手や音楽家たちを集めたビッグバンド“ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ”。彼がプロデュースし、発売した同名のアルバムは、900万枚を売り上げ、世界の音楽シーンにセンセーションを巻き起こした。やがてそのアルバムは、グラミー賞を受賞。さらに、ヴェンダースが監督したドキュメンタリー映画が、全世界でヒットを飛ばし、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた。
公開された日本版ポスターは、前作『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の記憶を呼び起こすデザインに。キューバらしいカラフルな車と、バンドでギター・ヴォーカルを務めるエリアデス・オチョアの後ろ姿は、これまで彼らが歩んできた音楽の旅路を想わせ、「18年の愛をこめて。」という印象的なキャッチコピーには、前作からのメンバーたちの人生と、これで最後と決めた“アディオス(さよなら)”ツアーへの思いを想起させる。(リアルサウンド編集部)