雨のしずくにも似た、鮮やかな泡。これがコンピューターのインターフェースだなんて、誰が信じられるだろうか。
・水の性質をヒントに開発 MIT Media LabのTangible Media Groupが開発したのは、プログラム可能な液体。泡状の物体の本質はプリント回路基板で、低摩擦材料で被覆され、その上に銅配線のグリッドが設けられている。グリッドの電場をプログラムで制御することにより、液滴の形状が変化。コントロールしながら、自由に動かすことができる。
このような素材を選んだことについて、MIT Media Labの研究員Udayan・Umapathi氏は、次のようにコメント。「水は光を曲げるような、興味深い現象を示す天然物質。合併する能力があり、自然に発生します」。
・水滴の特性を生かしたユニークな活用法 MITいわく、活用事例はいろいろあるとのこと。まず、自動ペインターのパレット。携帯電話のカメラで対象物の写真を撮り、オブジェクトを選択。さまざまなカラーを混ぜて、色合いを再現するための信号をパレットに送る。しずくはその信号に基づき、オブジェクトに忠実な色に変化。ユーザーは、絵具のようにパレットのカラーを使って、彩色していくだけ。わざわざ自分で色を作り出す必要もなくなる。