コハラ・レーシング・チームから全日本ロードレース選手権J-GP2クラスに参戦する榎戸育寛が、FIM CEVレプソルインターナショナル選手権Moto2ヨーロピアン・チャンピオンシップ第2戦にスポット参戦すると、4月25日、MFJスーパーバイク公式ファンサイトが報じた。
榎戸は2016年シーズンにST600クラスでチャンピオンを獲得。2017年シーズンから全日本J-GP2に参戦すると、MotoGP日本GPのMoto2クラスにワイルドカード参戦を果たし、ポイント圏内の14位でフィニッシュした。
2018年シーズンもJ-GP2に継続参戦している榎戸だが、4月27~29日にスペイン・バレンシアのリカルド・トルモ・サーキットで開催されるCEV第2戦Moto2にスポット参戦。チームはテルルSAGチーム、マシンはカレックスを使用する。
「先日、1日のみ行われたCEV合同テストで初乗りをしてきたのですが、チームの雰囲気がすごくいいし、マシンもとにかくパワフルでとても驚きました。次はレースウイークということで初海外のレースなので緊張もありますが、チーム一丸となって全力でレースに臨みます」と、榎戸はMFJスーパーバイク公式ファンサイトに向けて語っている。
CEVはこれまで数多くのトップライダーが参戦してきた、MotoGPへの登竜門的位置づけのレースシリーズ。これまで日本人ライダーも多数エントリーしてきており、現在ロードレース世界選手権Moto2クラスで活躍するイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの長島哲太も過去に参戦していたひとりだ。
榎戸にとって初の海外レースとなるCEV参戦。この一戦、世界に羽ばたく足掛かりになるだろうか。