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F1中国GPで勝利したリカルド、レース終盤は「PUトラブルを恐れつつ走っていた」と振り返る

2018年04月27日 14:21  AUTOSPORT web

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リカルドは中国GPのあと、忙しい日々を過ごしていたという
レッドブルのダニエル・リカルドは中国GPの後に、唇の傷の感染に対する処置のため簡単な外科手術を受けた。

 中国GPでの勝利の後、リカルドはロンドンで手術を受ける前に、チームの本拠地ミルトン・キーンズでシミュレーター作業を行なっている。

「上海で勝ってからモナコに戻るまで5日かかったんだ。冗談抜きに、その5日間は働きづめだったような気がするよ」とリカルドはレッドブルの公式ウェブサイトで明かした。

「3日間ぶっ通しで最高のパーティーをしたとか、そんな格好いい話を披露できたらよかったんだけど、お祝いはおとなしいものだったよ」

「レースの後は夜に何度も飛行機を乗り継いで、直接ミルトン・キーンズにあるレッドブルのファクトリーに向かったんだ。そこでシミュレーター作業をして、それから簡単な外科手術を受けた」

「前の週、バーレーンで唇を噛んでからおかしなことになったんだ。しょっちゅう噛んでしまっていたから、おそらく何かに感染したんじゃないかと思う」

「だからロンドンでその部分を取り除いて、縫合しなければならなかった。中国について少し話したりもしたけれど、それは上海の1週間後のことだった」

「先週の金曜日にモナコに戻って、やっとゆっくり休めたよ」

 中国での勝利について最後にもう一度振り返ったリカルドは、レース最後の何周かは外から見てもコクピットの中においても、手に汗握るものであったことを認めた。彼はルノーエンジンにトラブルが起きることを恐れていたという。

「皆をオーバーテイクしていたときは、チーム無線でほとんど話さなかったから、(レースエンジニアの)サイモン(・レニー)に、首位に立ってからあとどのくらい走らなければならないか尋ねたんだ。まだ11周くらいあると言われて信じられなかった」とリカルドは話す。

「11周をどうこなしたらいいだろう? 初めのうちはギャップを広げるためにプッシュしていたけれど、そのうちギャップを保てるようになった。そうするといろいろと考え始めてしまうんだ」

「目の前に人参みたいに勝利がちらついて、アドレナリンがどっと出る。そして『さて、どうしよう?』なんて思ってしまう」

「限界で走るのは簡単だ。目の前のことにより集中できる。前の日にターボのトラブルがあったから、中国GPの最後の11周では、あの長いバックストレートに差し掛かるたびに『昨日みたいにおかしなノイズが聞こえませんように』と思っていた」

「順調に走行できてギャップを保てるようになると、そんな感じのことばかり考えてしまうんだ」