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全日本ロード:秋吉、ブリヂストンに合わせたCBR1000RRのセッティング「いい方向に進んだ」

2018年04月27日 13:21  AUTOSPORT web

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秋吉耕佑/au・テルル MotoUP RT
2018年シーズンからau・テルル MotoUP RTの監督を兼任する秋吉耕佑。ライダーと監督、二足の草鞋を履く秋吉が、鈴鹿サーキットで好調さを見せた。

 秋吉は2010年、2011年全日本ロードレース選手権JSB1000クラスのタイトルホルダー。2018年シーズンはau・テルル MotoUP RTのライダー兼監督として若手の育成にも力を注いでいる。また、チームはタイヤをブリヂストンにスイッチ。ホンダCBR1000RR SP2とブリヂストンタイヤというパッケージでJSB1000に参戦中だ。

 その秋吉、全日本第2戦鈴鹿の決勝レース1で6位、レース2で7位フィニッシュを果たしている。レース2では終盤まで高橋巧(チームHRC)、中須賀克行(ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム)、渡辺一馬(カワサキ・チームグリーン)に続いて4番手を走行していた。

「今年からタイヤがブリジストンへと変わり、タイヤに合わせたマシンのセッティングもいい方向に進んで2分6秒台を出すことができました。決勝でも、いいペースで走り、バトルをしながらポジションをアップし、久しぶりにレースらしいレースをしたという充実感があります」

 秋吉はその後、津田拓也(ヨシムラ・スズキMOTUL)に交わされ5番手にポジションを落とす。さらに最終シケインで転倒。これについて秋吉は「オイルに乗り、フルバンク状態で転倒」してしまったのだという。

 それでも再スタートして7位フィニッシュ。レース後、「なんとか再スタートをして、チェッカーを受けることができてよかったと思っています」とコメントしている。

 タイヤがブリヂストンに変更になり、監督兼任という責務を負いながらも戦闘力を見せた秋吉。「まだまだやりたいことがあるので、試しながらこのパッケージで表彰台に上がれるように頑張ります」と語るとおり、2018年シーズン、秋吉の“韋駄天”ぶりがJSB1000のレースをさらに面白くしてくれるかもしれない。