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WRCアルゼンチン:SS1でトヨタのタナクが2番手発進。ヒュンダイのヌービル最速

2018年04月27日 10:41  AUTOSPORT web

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SS1で総合2番手につけたオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)
WRC世界ラリー選手権第5戦アルゼンチンは4月26日、ビジャ・カルロス・パスの街中でオープニングのSS1が行われ、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)がトップタイムをマークした。総合2番手にはトヨタのオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が続いている。

 第3戦メキシコ以来に南米地域で開催されているラリー・アルゼンティーナ。今大会はシーズン2回目のグラベル(未舗装路)イベントだが、SS1はグラベルとターマック(舗装路)のミックスステージで争われた。

 ポイントランキングでトップのセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)を17点差で追うヌービルは、この1.9kmのSS1で1分54秒4を記録し総合首位を奪った。走行後、ヌービルは「こういった形でラリーをスタートさせることができてうれしい。観客の数も多くて最高の雰囲気だった」とコメントしている。

 ヌービルと0.3秒差の2番手は前戦ツール・ド・コルスで表彰台を獲得したタナク。「シェイクダウンでマシンの感触がいいことはわかっていた。今週末はタフな戦いになるから、今日はしっかり休息を取るよ」と、今季初優勝への期待を示している。

 総合3番手はオジエが続いたほか総合4番手にアンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)、総合5番手にクリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)と続いた。

 トヨタ勢はこれがラリー・アルゼンティーナ初参戦となるエサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)が総合6番手。シェイクダウンステージトップだったヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)は首位ヌービルと1.6秒差の総合9番手でSS1を終えている。

 なお、ステージを10位で走りきったクレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)は、スタート前のチェックポイント到着が遅れたため10秒のタイムペナルティ。総合24番手と大きく出遅れる形となった。

 ラリー・アルゼンティーナの競技2日目となる27日は、SS2~8が行われる予定。SS2は現地時間8時13分(日本時間27日20時13分)にスタートする。