アンドレア・イアンノーネ(チーム・スズキ・エクスター)がポディウムに返り咲いた。MotoGP第3戦アメリカズGPで、3位に入賞。チーム・スズキ・エクスターとしては、2戦連続の表彰台獲得だ。
イアンノーネはアメリカズGP、予選で3番手タイムを記録。決勝レースはポールポジションタイムをマークしたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)がペナルティを受けて3グリッド降格したことにより、2番グリッドからスタートした。
イアンノーネはフロントロウから好スタートを決めてホールショットを奪う。オープニングラップで4番グリッドスタートのマルケスにトップを奪われるも序盤はそのマルケスに食らいつき、3周目にはオーバーテイクを仕掛けてみせた。
その後は6周目にマーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ・MotoGP)に交わされ3番手に順位を落とすも、そのポジションを守って、自身としては2016年最終戦バレンシアGP以来の表彰台を獲得した。チーム・スズキ・エクスターとしても第2戦アルゼンチンGPでもアレックス・リンスが3位表彰台に上っており、2戦連続の表彰台獲得だ。
「この表彰台はとてもうれしいよ。僕にとってもスズキにとっても、本当に難しい時間のあとだったからね」とイアンノーネは久々の表彰台をよろこんだ。
「2018年シーズン、僕たちはすばらしいスタートを切ったけれど、予選で苦しんでいて……、特にアルゼンチンではね。後方からスタートしたために、なかなか順位を上げることができなかった」
アルゼンチンGP、イアンノーネは12番グリッドからスタートして8位でフィニッシュだった。しかし、アメリカズGPではバイクに好感触を得ていたようだ。
「今週末はバイクにいいフィーリングを見つけることができた。ブレーキのバランスにもね。苦しんでいたブレーキングのときのフロントエンドの問題についても、今はどうすればいいのか理解できている」
さらに「僕たちはトップにいられるように挑戦しよう」とも語ったイアンノーネ。スズキが最後に優勝を飾った2016年第12戦イギリスGPぶりの優勝をもたらすのは、イアンノーネか、リンスか。