マクラーレンF1は今週末のアゼルバイジャンGPで大きなアップデートを取り入れる予定はないものの、フェルナンド・アロンソは、状況を最大限に生かして今季4戦連続入賞を達成することを狙っていくという。
2018年の序盤3戦、中国でのストフェル・バンドーンを除き、マクラーレンのふたりはすべてトップ10内でフィニッシュしている。昨年は第8戦のアゼルバイジャンの荒れた展開のなかでアロンソが9位に入ったのが、チームにとってのシーズン初入賞だったことを考えれば、今年は比較的順調に進行しているといえる。
しかしマクラーレンは大規模なアップグレードをスペインGPで導入する予定であり、アゼルバイジャンではパフォーマンスの大幅な向上は期待できないと、アロンソは述べている。それでも連続入賞を続けることを諦めてはいないという。
「去年のバクー戦は僕らにとって思い出深い一戦となった。クレージーなレース展開のなかで、シーズン初入賞を果たしたのだ。もちろん今年もポイント獲得を狙っていく」とアロンソ。
「バクーはシーズン中、最速かつ最長レベルのストリートコースで、マシンにとってもドライバーにとっても過酷だ。でもそれが魅力のひとつになっている」
「僕らは自分たちの今の限界を理解しており、パッケージのどの部分を改善しなければならないかも把握している。レースの週末には毎回、新しいパーツを持ち込んでテストをするが、バクーでパフォーマンスが急激に変化するとは考えていない。それでもコクピットに乗り込むたびにマシンの動きについて学んでいる。アゼルバイジャンでも、できるだけ多くのポイントをつかむため、いつもどおりすべてのことを最大限うまくこなしていくつもりだ」