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MotoGP:5戦ぶり表彰台獲得のビニャーレス、「バイクのフィーリングが大きく変わった」

2018年04月24日 21:01  AUTOSPORT web

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マーべリック・ビニャーレス/モビスター・ヤマハ・MotoGP
マーべリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ・MotoGP)がMotoGP第3戦アメリカズGPで、5戦ぶりの表彰台に立った。「今、僕たちのマシンは去年よりもよくなっている」と語るビニャーレス。2017年シーズン序盤の快進撃を、再び見せることができるだろうか。

 2017年シーズン序盤、ビニャーレスは第5戦フランスGPまでで3勝を挙げ、スズキからヤマハに移籍した初年度でその実力をいかんなく発揮した。しかしビニャーレスはその後失速。シーズン後半には優勝から遠ざかっていた。

 そのビニャーレスが、2018年シーズン3戦目にして表彰台を獲得した。2017年第16戦マレーシアGP以来、5戦ぶりの表彰台登壇だ。

 アメリカズGP予選で2番手タイムだったビニャーレスは、マルケスのペナルティによる3グリッド降格によってポールポジションスタートとなる。

「フロントロウからのスタートは有利だよね。落ち着いていられたよ。上位3、4台の動きを把握することができた」

 レースではオープニングラップでマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)がトップに浮上。マルケスは序盤に激しくプッシュして独走状態を築く。ビニャーレスは一時は3番手にポジションを落としたが、6周目の1コーナーでアンドレア・イアンノーネ(チーム・スズキ・エクスター)をとらえて2番手に浮上してその順位を守り切り、2位でチェッカーを受けた。

「マルクに挑むのは難しかったけれど、2位になることができた」と、ビニャーレスは2位表彰台獲得に満足しているようだ。

「去年みたいなミス(転倒リタイヤ)をしたくなかったから、マルクを追うことはあきらめて(3番手の)アンドレアとの差をコントロールしていたよ」

「チームはこの週末、いろいろな方法を試してくれて、それがいい結果につながった。バイクは去年よりも強くなっているようだ。レース中にそう感じることができたよ」

 さらにビニャーレスは、今のヤマハYZR-M1ついて、こうも説明する。

「バイクのフィーリングが大きく変わったんだ。今、バイクにいい感触を感じている。僕たちはこれを維持していけるようにしたいね」

 次戦からはヨーロッパラウンド。ビニャーレスは「(第4戦の)へレスが待ちきれないよ。大好きなコースが続くんだ」と息巻く。表彰台に戻ってきたビニャーレスが、約1年遠ざかっていた優勝を手にする日も近いかもしれない。