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FIA F2:ペルタミナ・プレマ・セオドールレーシング 2018第1戦バーレーン レースレポート

2018年04月24日 18:21  AUTOSPORT web

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ニック・デ・フリース(ペルタミナ・プレマ・セオドールレーシング)
ショーン・ゲラエル 開幕戦 バーレーンで最後列からジャンプアップ 7位入賞!
2018年4月7日
バーレーン・インターナショナル・サーキット

 2018年、FIA フォーミュラ2の開幕戦、バーレーン。ペルタミナ・プレマ・セオドールレーシングにとって、この初戦は慌ただしい開幕戦となってしまいました。

 予選で4番グリッドを獲得したマクラーレンJr.のニック・デ・フリースはスタートを決め、セカンドポジションへとジャンプアップ。しかし、チームの取った保守的な戦略はニックのスタイルとは若干合いませんでした。
 
 タイヤ交換で後退したものの、その後巻き返し、6位へと上がったところでチェッカーとなりました。

 一方、インドネシアのドライバー、ショーン・ゲラエルは予選での電気系統のトラブルでタイムを出せず、19番手という最後列からのスタートにも関わらず、見事なリカバリーを見せてニックに次ぐ7位でフィニッシュしました。

 若干不本意にも感じられるレース1の結果ですが、1~8位がリバースグリッドとなるFIA F2のスポーティングレギュレーションにより、今日のレース2はショーンが2番手、ニックが3番グリッドからという好位置からのスタートとなります。

レース2は本日、日本時間20:15からとなります。

#3 ショーン・ゲラエルのコメント
「とても良いジャンプアップができたレースでした。序盤は水温の問題が出てしまい、それがなければもう少しプッシュできたはずです」

「全体的に言うとチームの準備してくれたマシンはとても良いコンデションで沢山のバトルとオーバーテイクができました。応援してくれている方々がこの結果に満足してくれることを望むと同時に、明日も引き続き良い結果を出せるようにがんばります」

#4 ニック・デ・フリースのコメント
「明らかに失望的なリザルトです。オープニングで2位に上がり悪くないフィーリングでしたが、プライムタイヤ時のパフォーマンスが問題でした。最初と最後は良かったのですが、中間パートが良くなく、このタイヤに対するマネージメントがいまひとつでした」

「オプションタイヤに変更した時も、保守的な動きをしてしまった為に、ポジションも失い距離も離されてしまいました。チェッカーを迎えた時もタイヤのライフがかなり余っていました。もう少しプッシュすべきだったと反省しています」

ニック・デ・ブリース バーレーンGP レース2を5位でフィニッシュ

2018年4月8日
バーレーンインターナショナルサーキット

 開幕戦のレース1で6位・7位のリザルトをマークしたペルタミナ・プレマ・セオドールレーシング。日曜日のレース2はニック・デ・ブリースが5位でフィニッシュし、このF2のレースウイークエンドを締めくくりました。

 オランダ人ドライバーのニックは土曜日のレース1と同様、レース中盤にオプションタイヤへと交換し一時は中段へと転落。しかし必死のドライブで他車より2秒速いラップを刻んだものの、5位に上がったところでチェッカーとなりました。

 一方、ショーン・ゲラエルにとって、レース1に続いてまたもや厳しいレースとなってしまいました。インドネシア人のショーンは前日のレースで19位から7位へと非常にポジティブなレースを展開。その結果、リバースグリッドでフロントローを手にし、2番グリッドからのスタートとなりました。
 
 しかし残念ながらグリッド上でストールし、ピットへと押し戻されてのピットスタート。その後、ペースも順調にあがり16位で完走しました。

#3 ショーン・ゲラエルのコメント
「我々にとってタフな週末となってしまいました。ポジティブに捉えるならば、まずレースペースは良かった。私たちはこの週末を迎えるにあたりやるべきことはすべてやった。しかしこの週末に起こったことをもう一度、調べ上げなければならない」

「自分たちのレースペースは早いし、落ち込んでいても仕方ないので次のバクーに向けて気持ちを切り替えます」

#4 ニック・デ・フリースのコメント
「レース2のスタートは予選で使ったタイヤを使った。このため、多少不利な問題を抱えていたので交換しなければならなかった。これはタイトかつタフなレースになるということを意味していた」

「プライムタイヤでのスティントをもう少し長くしたかったけど、デグラデーションが起きていた為それは無理な相談だった。当然この結果には失望している」

「リードを取って前半はうまくやれたけど、それを最良の結果に結び付けていけなかったのは残念だ。しかしトータルで見たら悪くはなかった。やるべきことはやったし、ポイントも取れた。今回は及第点だと思っています」