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IMSA:NSX GT3走らせるMSR、“地元”ミドオイハオも2台体制継続へ

2018年04月24日 17:21  AUTOSPORT web

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2017年のデビューシーズンに2勝を挙げたマイケル・シャンク・レーシングのアキュラNSX GT3
マイケル・シャンク・レーシング(MSR)は5月4~6日、オハイオ州のミドオハイオ・スポーツカーコースで開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WSCC)第4戦にセカンドカーの86号車アキュラNSX GT3を出走させると発表した。

 2017年シーズンより、WSCCのプロトタイプクラスからFIA GT3マシンで争われるGTデイトナ(GTD)クラスに主戦場を移し、93号車NSXと86号車NSXの2台体制でのレースプログラムを開始したMSR。

 チームはNSX GT3のフル参戦デビューイヤーとなった昨季、参戦4戦目でGTDクラス優勝を飾ったほか、続く5戦目でも勝利を収めるなど、NSX GT3のパフォーマンスを引き出す活躍でシリーズランキング5位となっている。

 そんなMSRは今シーズン、参戦体制を一新。ともに新加入となったジャスティン・マークス/ラーソン・アシェンバッハー組をレギュラードライバーとする93号車NSXをフル参戦させる一方で、アルバロ・パレンテと昨年NSXで2勝を挙げたキャサリン・レッグが駆る86号車NSXは、デイトナ24時間、セブリング12時間、ワトキンスグレン6時間、プチ・ル・マン(ロード・アトランタ10時間)、計4つの耐久レースにのみ出場させるとアナウンスしていた。

 しかし、チームは開幕からの3戦を終えた時点で、セカンドカーの86号車NSXがエースカーを上回るランキング3位につけている点や、次戦のミドオハイオがチームの“ホームグラウンド”である点を考慮し、当初の予定を変更してパレンテ/レッグ組の86号車NSXを、93号車NSXとあわせて第4戦にエントリーさせることにしたという。

「2台のアキュラNSX GT3は今シーズンを力強くスタートすることができたが、我々はミドオハイオでも86号車NSXを走らせられるように努力を重ねている」と語るのはチームの共同オーナーを務めるマイケル・シャンク。

「ミドオハイオ(・スポーツカーコース)はファクトリーからとても近い場所にあるだけでなく、たくさんの良い思い出があるんだ。これがダブルエントリーを決める最大の理由になった。僕たち自身はもちろん、スポンサーやパートナーも皆、チームの凱旋レースを見たいと思っていたしね」

「キャサリン(・レッグ)とアルバロ(・パレンテ)のふたりが、毎回素晴らしいペースを披露していることは誰もが知っている。彼らは次のレースでも期待どおりの走りをみせてくれるはずだ」

 2013年のALMSアメリカン・ル・マン・シリーズ以来、5年ぶりに北米スポーツカーレースの最高峰カテゴリーが開催されるミドオハイオ。全3クラスが混走し2時間40分のフォーマットで争われる決勝レースは5月6日(日)13時05分(日本時間26時05分)にスタートが切られる。