4月22日、鈴鹿サーキットと三重県の鈴鹿市が合同記者会見を行い、『第47回サマーエンデュランス鈴鹿10時間耐久レース』で開催される新たなイベントが発表された。GT3マシンが鈴鹿市内の一般公道を走るパレードランが行われる。
鈴鹿10時間はFIA-GT3やJAF-GT3などを含めた『GT3カー世界一選手権』として2018年から新設されたレース。現在のところ正式エントリーは約30台だが、最終的には50台ほどのエントリーを見込んでいるという。
今回発表されたイベントは、三重県鈴鹿市が主催の『鈴鹿モータースポーツフェスティバル』だ。このなかでも最大の目玉は、8月24~26日開催の鈴鹿10時間前日、23日に行われるGT3マシンのパレードランだ。
鈴鹿10時間に参戦するGT3車両が、鈴鹿サーキットから通称“サーキット道路”をイオンモール鈴鹿までパレード。イオンモール鈴鹿の特設会場では、パレード参加車両がそれぞれの車両を紹介するイベントが行われ、再びサーキット道路を通って鈴鹿サーキットに戻る。しかし一部の車両はそのままイオンモール鈴鹿にとどまり、週末にはその場で公開車検が行われるという。
このイオンモール鈴鹿特設会場では、鈴鹿市内を拠点とする四輪、二輪モータースポーツのエントラントチームのレース車両展示や、フリースタイルモトクロスのイベントも開催される。
また、『鈴鹿モータースポーツフェスティバル』の開催とあわせ、鈴鹿10時間では様々なイベントが予定されている。そのひとつが25日土曜の昼間に開催される“泡フェス”。泡フェスはクラブイベントのひとつで、機械によって放出される機械によって、参加者が泡まみれになりながら踊るというもの。この人気コンテンツが鈴鹿10時間に登場する。さらに夜はデコレーショントラック(デコトラ)が並び、DJミュージックでダンスを楽しむことができるという。
これらのイベント開催に関して、モビリティランドの山下晋社長は「鈴鹿10時間のレースの合間に踊って、泡まみれになる、そんな新たなレースの楽しみ方を提案したいと思っています」と語った。
「今までクルマやレースに縁遠かったひとにサーキットに足を運んでもらいたい、という思いがあります。二輪の鈴鹿8耐に対して、この鈴鹿10時間を四輪の最大の夏祭りにしたいと思っています」
同じく会見に登場した鈴鹿市長の末松則子氏も「今回の鈴鹿10時間のようにパレードをしたり、公開車検をしたりというのは日本で初めてではないでしょうか。今回のイベントは、まずは第一歩です」とコメント。
「鈴鹿10時間が開催される週がすばらしいモータースポーツのイベントとして、第一歩を踏みだせればと思っています。鈴鹿市を上げて盛り上げていきたいですね。ぜひ8月23日から鈴鹿市に足を運んでください」
また、鈴鹿10時間では鈴鹿市民に向けた特別価格のチケットが発売される。各イベントの開催詳細や鈴鹿10時間のチケット情報は、鈴鹿サーキットの公式サイトを要チェックだ。