ホンダは4月23日、2017年に生産終了した『モンキー』を排気量125ccモデルとして復活させると発表した。2018年7月12日に発売する。
ホンダ・モンキーは同社創業者である本田宗一郎氏が手がけた人気モデルで、昨年に誕生から50周年を迎えたロングセラー。しかし、新たに施行された排ガス規制への対応にコスト増が見込まれたため、惜しまれながらも生産が終了されていた。
そんなモンキーが排気量を125ccに引き上げて復活。“アソビの達人”をコンセプトに従来モデルの特徴である“シンプル”、“コンパクト”、“愛らしさ”を踏襲しながら生まれ変わった。
スタイリングは上下にボリューム感がある台形シルエットで、スチール製の前後フェンダーやマフラーカバーなどにはクローム仕上げが施され、スタイリッシュさが演出されている。
搭載するエンジンは空冷の4ストローク単気筒。4速マニュアルトランスミッションと組み合わせることで市街地からツーリング走行まで楽しめる出力特性を実現したという。
またブレーキには前後ともに制動フィーリングに優れたディスクブレーキを採用。またフロントブレーキにのみABS(アンチ・ロックブレーキ・システム)を搭載したモデルも用意されている。タイヤは12インチのブロックパターンタイプを装着する。
そのほか車体にはバックボーンフレームが採用されたほか、シートレールはラウンドシェイプのデザインに合わせながらも剛性を確保。倒立フロントフォークや専用設計のスイングアームも採用された。
ボディカラーは「情熱」を表現したというパールネビュラレッドと「若々しさ」を表現したバナナイエローの2色。どちらも燃料タンクは主体色とホワイトのツートンカラーとなる。
メーカー希望小売価格はモンキー125が税込39万9600円、フロントにABSを装着したモンキー125<ABS>が43万2000円となっている。