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SKE48卒業生の梅本まどか、コドライバーデビュー戦でクラス優勝。「新鮮な経験でした」

2018年04月23日 15:11  AUTOSPORT web

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コンビ結成初戦でクラス優勝を飾ったクロエリ/梅本まどか(トヨタ・アクア)
4月22日に行われたTOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジ(TGRラリーチャレンジ)第2戦八ヶ岳・茅野でコドライバーデビューを果たした人気アイドルグループSKE48卒業生の梅本まどかが、デビュー戦でクラス優勝を遂げた。

 TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジは、参加者の約半数がラリー初心者というビギナー向けラリー競技。国内B級ライセンスがあれば誰でも参加でき、日曜日のワンデー開催、トヨタ・アクアなどのハイブリッド車、オートマチック車でも参加できるといった参戦障壁の低さから多くのエントリーを集めている。

 人気アイドルグループ、SKE48の卒業生である梅本は、F1速報WEBや二輪雑誌などで活躍しているモータースポーツ好き。これまでイベントなどでサーキットを走った経験はあるものの、本格的な大会やラリー競技に出場したのは今回が初めてだ。

 そんな梅本は、レースクイーンやチームマネージャーなどマルチに活動する“クロエリ”こと黒澤恵里とタッグを組んでTGRラリーチャレンジのC-1(チャレンジ)クラスに参戦。アクアベースの高崎くす子アクアへ乗り込んだ。

 コンビを組むのも今回が初となったクロエリ/梅本組はオープニングのSS1でトップと3.3秒差のクラス3番手を確保する上々の走り出しをみせる。

「午前中の1本目はちょっと様子見の走りだったので、4~5番手に入れればいいかと思っていました。その通りの順位でしたが、意外と上位と差がないことがわかり、ちょっとスイッチが入りましたね」とドライバーのクロエリが語るように、SS3ではステージトップタイのタイムを記録するなどペースアップ。午前中のセクションを終えた時点でクラス4番手につけた。

 午後の走行に向けて、クロエリと梅本はペースノートを読み上げるタイミングを修正。迎えたSS4でこの戦略が好走しクラス首位に浮上すると、そのままリードを拡大。最終的にクラス2位に8.1秒のギャップをつけてクラス優勝を飾った。

 コドライバーデビュー戦で勝利を飾った梅本は「(今回のクラス優勝は)クロエリさんのおかげです。隣で見ていてすごくかっこよかった」とデビュー戦をふり返った。

「1回目の走行では、ペースノートの読み上げがうまくいかないところがありましたが、クロエリさんと相談して2回目はだいぶうまく読めたのではないかと思います」

「リエゾンでもたくさんのギャラリーの皆さんが手を振ってくれていて、とても新鮮な経験でした。楽しかったです!」

 2017年シーズン、7点差で逃したクラス王座獲得に向け、幸先の良いスタートを切ったクロエリは「コドライバーに向いていると思う」と梅本を評価する。

「お昼にまどか選手といろいろと相談して、(ペースノート)読み上げのタイミングを少し早くしてもらうように話をしたら、午後はそれがピッタリいいタイミングになりました。次はどうしたらいいのかということを一生懸命考えてくれて、改善してくれていることがよくわかりました」

「次は私の地元、群馬開催の渋川ラウンドの参戦になりますので、次も絶対にまどかちゃんと優勝したいですね。そして、今年こそチャンピオンを狙いたいです」

 なお、このTGRラリーチャレンジ第2戦には俳優の哀川翔も奴田原文雄とタッグを組みドライバーとして参戦。C-1(チャレンジ)クラス10位で完走を果たしてる。

 次回、クロエリ/梅本組が参戦するのは6月24日に開催される第4戦渋川。梅本は5月27日に開催される第3線恐竜・勝山にもコドライバーとして参戦を予定しているが、このラウンドはクロエリが欠場するため、梅本は新たなドライバーとコンビを組むことになる。