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スーパーフォーミュラ:UOMO SUNOCO TEAM LEMANS 2018第1戦鈴鹿 レースレポート

2018年04月23日 13:41  AUTOSPORT web

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TEAM LEMANS集合写真
UOMO SUNOCO TEAM LEMANS
#7 UOMO SUNOCO SF14
#8 UOMO SUNOCO SF14
2018年 SUPER FORMULA シリーズ
第1戦(鈴鹿サーキット)レースレポート

大会概要
2018年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第1戦
大会名称
2018 NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レース(冠協賛:日本特殊陶業株式会社)
開催日時
4月21日 土曜(予選) 4月22日 日曜(決勝)
開催サーキット
鈴鹿サーキット 国際レーシングコース(1周 5.807km/4輪) 所在地:三重県鈴鹿市稲生町7992
同時開催レースカテゴリー
・2018年 全日本F3選手権 第1戦&第2戦 ・2018 N-ONE OWNER’S CUP Rd.4
・2018 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第2戦“コカ・コーラ”鈴鹿8耐 出場選抜レース 8耐トライアウト 2ndステージ

UOMO SUNOCO TEAM LEMANS 参戦体制
#7 UOMO SUNOCO SF14
ドライバー:ピエトロ・フィッティパルディ
出身地:ブラジル
生年月日:1996年6月25日
身長:171cm
体重:64kg
血液型:O型

エントラント代表:太田雅文
監督:片岡龍也
チーフエンジニア:ライアン・ディングル
チーフメカニック:甲賀大毅

#8 UOMO SUNOCO SF14
ドライバー:大嶋和也
出身地:群馬県
生年月日:1987年4月30日
身長:171cm
体重:61kg
血液型:A型

エントラント代表:太田雅文
監督:片岡龍也
チーフエンジニア:山田健二
チーフメカニック:北井修二

予選(4月21日)
天気:晴れ/コース状況:ドライ
気温:23度/路温:33度(Q1開始時)
湿度:64%
予選Q1開始:15時45分

 日本最速の4輪カテゴリーであり、世界的にも高い競争レベルを認められた『全日本スーパーフォーミュラ選手権』の戦いが今年も始まる。UOMO SUNOCO TEAM LEMANSは新たなシーズンに、ピエトロ・フィッティパルディと大嶋和也をレギュラードライバーとする布陣で、パワフルなトヨタエンジンを背に挑む。

 フィッティパルディはF1王者の孫という期待の新人、実力者・大嶋はシリーズ参戦復帰2年目だ。今季のスーパーフォーミュラでは、ヨコハマが全戦でドライ路面用タイヤの2スペック(ソフト&ミディアム)供給を実施することになっている。

 昨年も一部のレースが2スペック制だったが、チームの得意要素だっただけに期待も高まるところ。開幕戦の舞台は鈴鹿サーキットだ。

#7 UOMO SUNOCO SF14 ピエトロ・フィッティパルディ選手
予選結果:19位(予選Q1ベストタイム:1分39秒671)

 レースウイークは季節外れの暑さとなった。予選Q1はミディアムタイヤでの出走が規則で決まっており、通過枠は19台中14台となる。初めてのスーパーフォーミュラの予選、フィッティパルディは3月の鈴鹿テスト参加時とは異なる温度条件に悩まされ、結果は19位。

「テストの時のような競争力をこの条件では発揮できませんでした」と苦闘を振り返りつつ、「でも、決勝は長い」と、翌日の挽回を期す。

#8 UOMO SUNOCO SF14
大嶋和也選手
予選結果:16位(予選Q1ベストタイム:1分38秒941)

 大嶋もフィッティパルディ同様、予選Q1は厳しい戦況に。セッション終盤にはタイムと順位を上げて光明も見えたが、16位にとどまった

決勝(4月22日)
天気:晴れ/コース状況:ドライ
気温:26度/路温:40度(決勝開始前)
湿度:63%
フォーメーションラップ開始:13時50分
決勝レース周回数:51周

#7 UOMO SUNOCO SF14 ピエトロ・フィッティパルディ選手
決勝結果:16位(所要時間:1時間30分57秒304=50周回完了、ベストラップ:1分44秒944)

 決勝日もコンディションはドライ。決勝レースではソフトとミディアム両方のタイヤを使って走るのが今シーズンの原則ということになる。開幕戦は通常より50km長い300kmというレース距離、暑いコンディションも鑑みつつ、ピット戦略をうまく機能させなければならない。

 フィッティパルディはミディアムタイヤ装着でスタートし、日本での初レースを戦った。しかし20周目に右リヤタイヤをトラブルが襲い、ピットまでスロー走行を強いられる無念の展開に。1周遅れとなってしまったが、粘り強く走り抜き、初戦を16位でフィニッシュした。

なお、北米最高峰のインディカー・シリーズにも参戦しているフィッティパルディはスーパーフォーミュラ第2戦と第3戦は欠場予定で、この2レースではフランス出身の実力派ドライバー、トム・ディルマンがUOMO SUNOCO TEAM LEMANSの7号車を駆ることになる。

#8 UOMO SUNOCO SF14 大嶋和也選手
決勝結果:15位(所要時間:1時間30分54秒702、ベストラップ:1分44秒429)

 大嶋はソフトタイヤ装着でスタート。1周目にふたつポジションを下げて18番手となるが、6周目に37号車、14周目に50号車と、ライバルをパスしていく。ソフトでのマシンフィーリングは良く、これはこのレースに限らず、シーズン全体を考えてもポジティブな兆候だ。

 他車のピットイン等もあり、見た目の8番手まで上がった20周目に大嶋はピットイン、後半スティントはミディアムタイヤでの走行となる。ミディアムではなかなか思うようなペースでは走れなかったが、リタイア車などがあり、大嶋は最終的に15位で開幕戦のゴールを迎えた。

ピエトロ・フィッティパルディ選手のコメント
 残念ながら、ペースに苦しむレースウイークに終始してしまいましたね。決勝では右リヤのタイヤがパンク状態になる不運もありました。いろいろな戦略が絡み合うレース展開で、もし理想通りに戦うことができていれば12~13位あたりには進出できていたかもしれません。

 次の自分の参戦は7月の富士戦になりますが、開幕前のテストでいい結果も残せているコースです。もっと前進できるよう、頑張ります。

大嶋和也選手のコメント
 ソフトタイヤでのペースが落ちなかったことはポジティブな材料だと思いますが、課題の多い開幕戦でした。今年のルールを考えた場合、ミディアムでの速さがないと予選でQ1を突破するのに苦労することになりますからね。今後に向けて、やるべきことは本当に多いです。

 次のオートポリスは昨年3位になったコースで、もともと得意コースでもあります。まず予選で前にいけるよう、チームと努力していきます。

片岡龍也監督のコメント
 新たなドライバーを迎え、新しいスポンサーさまも迎えてマシンのカラーリングも一新し、チームの中身にも新しいところを加えての新シーズン開幕戦でしたが、金曜日の練習走行の走り出しから流れをつかめないままの展開になってしまい、「悔しい」のひとことです。

 ただ、大嶋のソフトでのペースが良かったことは明るい材料です。今季は全戦でソフトを使うわけですから、そこは活かしていきたいですね。もちろん、ミディアムでのペースアップも重要ですし、今回の状況をしっかり解析し、この苦戦をバネにもして、次への準備をしていきます。

 厳しい初戦ではありましたが、もちろん我々は決してあきらめることなく、全力で戦い続けます。今季も応援、よろしくお願いいたします。

シリーズランキング
ピエトロ・フィッティパルディ:ー位/ーポイント
大嶋和也 :ー位/ーポイント
チーム(#7+#8) :ー位/ーポイント

観客動員数
開催期間中 延べ入場者数 約5万6000人
4月21日 土曜日(予選日 天気:晴れ)2万2000人 4月22日 日曜日(決勝日 天気:晴れ)3万4000人

イベントへの参加報告
ピットウォーク
開催日程:4月21日 12:20~13:10
4月22日 11:55~12:45
主催:日本レースプロモーション、鈴鹿サーキット
参加者:ピエトロ・フィッティパルディ、大嶋和也

ピットロード開放エリアにて握手&サイン会、撮影会、グッズ提供を行い、沢山のお客様をお迎えすることが出来ました。

キッズウォーク
開催日程:4月21日 17:00~17:30

グリッドウォーク
決勝レース前に実施。