先日のガールズちゃんねるに、すぐに謝ってしまう癖を直したいという女性の投稿があった。女性は「とりあえず謝ろうとか、そういうつもりではない」としながらも、小さなことでも何かあるとすぐに謝ってしまうのだという。些細なことで彼氏と言い合いになってしまった時にもすぐ謝ってしまい、彼氏から「すぐ謝らないで。謝られて俺はどうすればいいわけ?」と困惑されているのだとか。(文:みゆくらけん)
「自分でもなぜすぐに謝ってしまうのか分からないし、直したいとも思っていますが言わないように気を付けても、咄嗟にごめんなさいとかごめんねと言ってしまいます」
「面倒くさいからごめんねで片付けたいのか」
この投稿には「私もそう」「すぐに謝ってしまう」という共感の声も上がっており、「悪意とか卑怯な気持ちでいってるんじゃなくつい口に出してしまう」「なんか、言い合うのとか悪い雰囲気になるのに疲れたんですよね。謝っておけば、いっかなぁって」などと、その胸中が説明されている。
謝るという行為は本来悪いことではない。しかし注目すべきは先述コメントの中にある「つい口に出してしまう」「謝っておけばいっかな」という部分だ。トピ主の「咄嗟にごめんなさいと言ってしまう」にも通じるところだが、これでは謝罪の気持ちから出た言葉というよりも、話を早く収めるために使った言葉だととられてしまうのではないだろうか。相手としては謝られたいわけじゃなく、ただ話し合いをして理解を深めたいだけかもしれないのに、背中を向けられた気分になってしまう。
「すぐに謝る人」についてはこんなコメントが集まっている。
「何かあるたびにすぐ『ごめんね』っていう人って面倒くさいからごめんねで片付けたいのかと思ってしまう」
「大した事じゃないのにすぐ謝られるとイラッとする。なんか、『謝って、へりくだっておけば丸く収まる』って馬鹿にされてる気がするの」
「ごめんなさい」の代わりに「私はこう思う」と伝えては
そういえば、最近みやぞんをテレビで見るとちょっとイラっとしてしまう。これはなぜかと考えたが、どうも彼の、息つぎをするかのように口に出す「すいません」の連呼と困り笑顔によるものだと気づいた。「あ!どうもみやぞんですー。あははっすいません!」のように。彼の「すいません」は超絶軽く、意味がないのが特徴である。
先日、みやぞんが出演した「徹子の部屋」(テレビ朝日系、4月13日放送)は、徹子とみやぞんという天然同士の奇妙な対談が「神回」だと話題になっていた。しかし、筆者がトーク内容より気になってしまったのは、みやぞんが登場開始から1分の間で「すいません」「ごめんなさい」を連呼し、その度に不自然な笑顔を見せていたことだ。
これには徹子も「アナタいきなり笑うのね」とのツッコミを入れていた。みやぞんは「あ、ごめんなさい!」ととっさに飲み物に手を出して誤魔化していたが、筆者は少々気になった。
話を元に戻すが、「すぐに謝ってしまう人」は幼い頃から人の顔色を伺ってばかりいた人に多いと聞く。実際今回投稿した女性も「父親が気分屋で、機嫌が悪くなると家の中の雰囲気が悪くなるので顔色をうかがって生活していたとは思います…」とコメントしている。
境遇から身に付いたクセは直すのが大変そうだが、そのせいで人間関係がうまくいかなくなるのも本末転倒だ。言い合いになった時は意見交換するチャンスなのだと捉え、喉元まで上がってくる「ごめんなさい」をグッと飲み込み、代わりに「私はこう思う」を伝えてみてはどうだろう。