バーバー・モータースポーツパークで開催されたインディカー・シリーズ第4戦アラバマグランプリは、 降雨のため22周目に2度目の赤旗中断となり翌日に順延となった。レースは、23日11時(日本時間24日1時)より23周目から再開される。
予選まではドライコンディションで行われたインディカー第4戦。決勝日は雨に見舞われ、レースは距離ではなく2時間ルールに変更される。
新エアロでは初となるウエットコンディションレースは、セーフティカー先導で始まり、2周目にグリーンフラッグが振られる。
ポールポジションのジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)がトップをキープ。18番手からスタートした佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)も、得意のウエットコンディションで追い上げを見せる。
11周目、カーリンのチャーリ・キンボールがスピンしウォールにヒット。コース上にストップしフルコースイエローとなる。ここで中団を走行したシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)ら6台がピットイン。ストラテジーを変更し上位進出を狙う。
レースは17周目に再開。ここで2番手を走行していたウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がホームストレートで単独スピン。イン側のウォールに接触し左フロントを破損。再びイエローコーションに。
「チーム全員にとって本当に残念だ。クルマは良かったけど、目の前は何も見えなかったし、コンディションもとても悪かったよ。リスタートでストレートに来たら、ハイドロプレーニングで何もできなかった」とパワー。
雨が強くなり19周目には赤旗が振られレースは一時中断となる。雨が少しおさまり、セーフティカー先導で走行が開始されるも、コースにたまった水の量は多く23周目に再び赤旗が提示。
さらに大きな雨雲も近づいていることで、インディカーは翌日11時(日本時間24日1時)に23周目からレースを再開することを発表した。2時間レースに変更されており、レースは44分16秒で停止、残り約75分で23日に再開される。