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#クソロスに浸る暇なし! 稲垣、草なぎ、香取「新しい地図ムービー第2弾」でまだ見ぬ未来へ

2018年04月23日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

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 さあ、風通しよくいこうーー。 そう謳って新しい地図は立ち上がった。稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾とファンのNAKAMAたちで創り上げる“新しい地図”は、まさに言葉が次々と現実になっていくようだ。彼らが最初に「やりたい」と願った映画という形。そんな彼らを「応援したい」と集まってきたクリエイターたちによって映画『クソ野郎と美しき世界』が完成した。公開期間は2週間、86劇場のみという限られたスクリーン数ではあったものの、 彼らを応援しようと多くのNAKAMAが駆けつけた。


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 目標動員数は15万人。日々、動員数がHPにアップされていく透明性が、新しい地図らしさだ。「突破したら、次につながるかも!」という香取の希望を聞いて、彼らを知る誰もが「自分にも何かできることはないか」と、当事者意識を掻き立てられたのではないだろうか。映画の感想をネット上で発信した人、友人や知人を誘って劇場に足を運んだ人、彼らが勢力的に行なった舞台挨拶の様子を共有した人、ゲスト出演したラジオ番組の情報を拡散した人……もちろん、それを受け入れた劇場の関係者や番組のスタッフもそうだ。そうして、 誰もが自分のできる範囲でやれることをしてきた2週間は、どこかお祭りのような、楽しくて充実した時間だったように思う。気づけば、到達していた累計28万人突破という素晴らしい数字。彼らの仕事は、まさに私たちの人生を豊かにすることなのだろう。


 3人は、映画公開終了日4月19日の24時から、草なぎのYouTube公式チャンネルで8分6秒の御礼YouTube Live配信を行なった。そこで香取が喜々として発表した「新しい地図ムービー“クソ野郎”シリーズ第2弾決定!」の言葉。またしても彼らの希望が叶った瞬間に、 私たちは立ち会うことができた。しかも、草なぎと稲垣と同じタイミングで。視聴者にとっても、彼らにとってもサプライズな事態に8分6秒は超えてしまったが、そんな予定調和ではないところも、新しい地図らしいところ。「聞いてないんだけど!うれしいけどさ、なんでお前だけ知ってんだよ」(草なぎ)、「ねえ、なんでさ、彼にだけ伝えるの? 本当に?」(稲垣)と、喜びと苛立ちが混ざった素の表情には、見ているこちらが笑ってしまった。


 インターネットテレビの生放送を重ねるたびに露呈している“イラチ(気が短め)”な稲垣に、香取は「本当にキレるのやめて(笑)。“吾郎の脚が細い”って」と視聴者のコメントを拾ってフォロー。すると、稲垣もまんざらでもなさそうに「へへへ、そりゃ細いですよ」とチラ見せする一幕も(ちなみにブログでは、 サービスショットまで披露!)。


 こんな風に、 リアルタイムでコミュニケーションを取り、同じ目標に向かって走り、そして大きな喜びに浸る体験が、この先も待っているというのだから“#クソロス”に浸っている暇はない。いや、むしろ彼らの中には、そして私たちの中にはいつだって“ロス”があるのだと、この映画で知った。喪失感があるからこそ、人は次の希望に向かって歩いていける。 同じ光を目指す人と繋がっていける。先が見えない“ロス”とは、真っ白な地図そのもの。そこを歩くのは、いつだって1人ではないということ。まだまだ続く3人との新しい地図作り。彼らのおかげで手探りな未来が楽しみになる。(佐藤結衣)