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大泉洋×高畑充希×三浦春馬共演 渡辺一史原作『こんな夜更けにバナナかよ』実写映画化決定

2018年04月23日 05:01  リアルサウンド

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 ノンフィクション作家・渡辺一史著『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』が、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』として実写映画化されることが決定した。


 幼少期から難病にかかり、人に助けられながらでないと生きていけない体となった実在の人物・鹿野靖明と、彼を支えながらともに生きたボランティアたちと家族の実話を綴った原作を、『ブタがいた教室』の前田哲が映画化。


 2歳のとき、筋肉が徐々に衰える難病・筋ジストロフィーを発症しながらも、信じられないバイタリティで人生を駆け抜けた愛され男・鹿野を大泉洋が演じる。同じ北海道で生まれ育ったという共通点を持つ実在の人物を演じるに際し、大泉は初めて車イスと介助を受ける役に挑戦。鹿野のボランティアとして参加し、心を通わせていく女子大生・安堂美咲を高畑充希、美咲の彼氏で医学生の田中久を三浦春馬が演じる。物語の軸となる3人を演じる大泉×高畑×三浦は、本作が初共演となった。


●大泉洋(鹿野靖明役)コメント
脚本を読ませて頂いて、まず鹿野靖明という人の生き様に衝撃を受けました。
重い難病を抱えながらも、それを決してハンデとは捉えず、
自ら沢山のボランティアを集め、自分のやりたいように「ワガママに」生き抜いた生涯。
『こんな夜更けにバナナかよ』のタイトルの通り、バナナが食べたいと思えば、
深夜でも自ら集めたボランティアにそれをお願いするワガママ。
「障がいがあるから」と遠慮することなく、
1人で生活して、仕事もして、喧嘩もして、恋もして、
どこまでも対等に人と向き合い続けた鹿野さんの人生に強烈に惹かれました。
どんなに「ワガママ」を言っても周りから愛された続けた鹿野さんを、
その理由を考えながら真摯にコミカルに演じられたらと思ってます。


前田哲監督とは本当に久しぶりのお仕事で、
人の心にズシリと響く作品作りを今からワクワクしながら待ってます。
また高畑充希さん、そして三浦春馬くんという
キラキラした若いお2人との共演も楽しみにしています。
三浦くんの近くに居たら、イケメンが感染(うつ)るんじゃないかと思うので、
なるべく三浦くんの至近距離にいようと思ってます。


●高畑充希(安堂美咲役)コメント
こんな夜更けにバナナかよ、という題名に、ズキュンときました。


そしてこの物語の主人公である鹿野さん。
知れば知るほどそのパワーや色気、吸引力に翻弄され、
一度でいいからお会いしてみたかったなぁ、、と。
でもでも、撮影がはじまれば大泉さんの鹿野さんにお会い出来るので、
今から楽しみでワクワクしています。


そして、14歳の時、まだ少年の様だった私の映画デビューを見守ってくれた前田監督と
また作品創りが出来ることも、とても幸せに思っています。


1シーン1シーン、丁寧に、北海道でのびのびと。
素敵な映画になりますように、がんばります!


●三浦春馬(田中久役)コメント
まず『こんな夜更けにバナナかよ』というタイトルを聞いただけで
興味を引き立てられました。
そして、そんな作品で素晴らしいキャスト、スタッフの皆様とご一緒できて、
とても嬉しく思います。
僕が演じるのは、医師を目指しながらも将来や自分の存在意義に悩む繊細な青年です。
この役を前田監督と丁寧に作っていくのが今から楽しみです。
同じ事務所の先輩である大泉さんにしっかりついていき、
サポートできるよう頑張ります!!


●前田哲監督 コメント
明るいところではとても見えにくい小さな光は、暗闇では輝いて見えて、希望と勇気を与えてくれる。私にとって、渡辺一史著『こんな夜更けにバナナかよ』との出会いは、まさにそうでした。多様性とマイノリティーが危機に瀕している暗闇のような混迷する現在にこそ、必要な物語です。今まで見たこともない生き様をスクリーンに蘇らせ、「生きる力に溢れた希望の映画」として、多くの人々の心を灯したいと強く思っています。


実在した人物と障がいという二重の大きく高いハードルを軽やかに飛び越えつつも、その抱えている葛藤を魅力的に演じることができるのは、大泉洋さんしか考えられませんでした。16年ぶりの映画での再会に心が踊りだしています。


高畑充希さんとは、11年ぶりの映画での再会で、その成長ぶりに身震いしています。鹿野から本気で「生きる」ということを学び、溌剌として可憐でありつつ強くなっていく美咲を生き生きと演じることができるのは、高畑さんであると確信し、期待しています。


三浦春馬さんとは初対面でお会いして、その爽やかさと真っ直ぐさに心がときめきました。田中という自分の殻が破れない男が、鹿野や美咲に挟まれてバトルしていく中、どのように三浦さんと共に変化をしていくか、とても楽しみです。


(リアルサウンド編集部)