世界耐久選手権(EWC)2017-2018第2戦ル・マン24時間耐久レースは、フランスのル・マン、ブガッティ・サーキットで決勝を行ない、日本のF.C.C.TSRホンダ・フランス(ホンダ)のジョシュ・フック/フレディ・フォーレイ/アラン・テシェ組が843周を回って優勝を飾った。
予選では、チームSRCカワサキ(カワサキ)のマチュー・ギネス/ランディ・ド・ピュニエ/ジェレミー・グアルノーニ組が3セッションの平均タイム、1分36秒946を記録しポールポジションを獲得。
2番手には1分37秒101でYART-ヤマハ(ヤマハ)のブロック・パークス/マービン・フリッツ/藤田 拓哉組、3番手にNRT48(BMW)のケニー・フォーレイ/ペーター・ヒックマン/ルーシー・グロックナー組が1分37秒338で続いた。
2016-2017年のチャンピオン、GMT94ヤマハ(ヤマハ)のマイク・デ・ミオ/ニッコロ・カネパ/ダビデ・チェカ組は1分37秒419で4番手、スズキ・エンデュランス・レーシング・チーム(スズキ)のバンサン・フィリップ/エティエンヌ・マソン/グレッグ・ブラック組は1分37秒523で5番手。
日本のF.C.C.TSR ホンダ・フランス(ホンダ)は義務周回をこなすのみでアタックは行なわず、1分37秒577で6番手からのスタートとなった。
決勝レースは、土曜日の午後3時スタート、日曜日の午後3時チェッカーの24時間で争われ、スタートからGMT94ヤマハ(ヤマハ)が17時間目までリードする。
ところが、日曜日の午前9時前にチェカが転倒を喫し、トップ争いから脱落。6時間以降、2番手につけていたF.C.C.TSRホンダ・フランスがトップに浮上する。
F.C.C.TSRホンダ・フランス(ホンダ)はその後、トップをキープ。トータル843周を回り、2位に2周差をつけて優勝を飾った。ホンダ車のル・マン勝利は2006年以来、12年ぶりとなる。
842周を回ったホンダ・エンデュランス・レーシング(ホンダ)のグレゴリー・ルブラン/セバスチャン・ジンベール/エルワン・ニゴン組が2位に入賞。ホンダがル・マン24時間でワン・ツーフィニッシュを飾った。
3位表彰台は840周を回ったWepol Racing by penz13.com(BMW)のマイケル・ラバティ/クリスチャン・イドン/ダニエル・ウエブ組が獲得。
GMT94ヤマハ(ヤマハ)はマシン修復後、再スタートし、823周を回って10位に入賞。YART-ヤマハ(ヤマハ)のブロック・パークス/マービン・フリッツ/藤田拓哉組は、予選終了後に藤田が体調不良のため、マックス・ノイキルヒナーが決勝を走ることに。
これにより、ノイキルヒナーの予選タイムが有効となったため、ポールポジションからスタートし、決勝では4時間まで2番手につけていたが、171周を回ったところでノイキルヒナーが転倒、リタイアに終わった。