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岩田剛典が語る『崖っぷちホテル!』の撮影裏 「現場に入ってイメージが変わった」

2018年04月22日 11:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 日曜ドラマ『崖っぷちホテル!』(日本テレビ系)の放送が4月15日より始まった。本作は、ダメスタッフの巣窟と化した老舗ホテル『グランデ・インヴルサ』を舞台にしたシチュエーションコメディー。謎の男・宇海直哉がこのダメホテルを訪れた事から物語は始まる。この宇海直哉を岩田剛典が、ホテルの新米総支配人・桜井佐那を戸田恵梨香が演じ、ダメスタッフのキャストには、浜辺美波、中村倫也、渡辺いっけいらが名を連ねている。


 今回リアルサウンド映画部では、崖っぷちのホテル『グランデ・インヴルサ』で働くことになった宇海直哉役の岩田剛典にインタビュー。撮影の裏側や、連ドラ初主演となる本作への思いなどを語ってもらった。


ーー第1話、宇海は“謎の男”ということで無言の演技が多かった印象です。


岩田:せりふで説明できない部分がたくさんありました。今回はコメディータッチのドラマ
ということもあり、普段より大きく芝居をすることを心がけています。


ーー宇海は独特な役ですが、岩田さんと重なる部分はありましたか?


岩田:強いて言うならマイペースさですかね。でも完全に、僕とはかけ離れたキャラクター
です(笑)。なので台本を読んで、“自由奔放”や“天然”というワードを僕の中で作り上げて
いって、発声の仕方や姿勢、歩き方、表情などのお芝居を固めていっていきました。


ーーホテルマンの仕事はお客さんを喜ばせるという意味で、ある種のエンターテイナーですよね。なので今回適役だったのではないでしょうか。


岩田:気配りという点は、どちらにも大切になってきます。ステージでもオーディエンスの
ことを考えてパフォーマンスをしていますので、ある意味同じかもしれないですね。


ーー実際に現場に入ったことで、初期の印象から変化はありましたか?


岩田:キャストの皆さんと掛け合ったことで、脚本からイメージしていたものが立体的にな
っていきました。ビジュアルもそうなんですけど、皆さんのお芝居がモニターに映るのを見
て、やっとドラマの概要が見えてきました。僕のテンションの高さも現場に入ったことで上
がりましたね。あと、渡辺いっけいさんは「真似できないなあ」という印象です。時貞という人物を、いっけいさんならではの味のある副支配人に仕上げてくださっていますね。


ーー今回座長としてチームを引っ張っていきますが、現場の雰囲気はどうですか?


岩田:まだまだ座長の経験は少ないんですけれど、昔に比べたらコミュニケーションを取る
ことが得意になりました。芸人の皆さんともしっかりコミュニケーションを取らなきゃなと思っています(笑)。あと、浜辺美波さんからはフレッシュな元気をもらっていますね。


ーー岩田さんにとって『崖っぷちホテル!』はどんな作品でしょうか?


岩田:日曜日の夜にガハガハ笑って、肩の力を抜いて観られる作品だと思います。間口の広
いドラマなんじゃないかな。役者さん同士の会話劇も見どころになっていて、アドリブも結構効いています。


ーー本作は月曜日を迎える視聴者の励みになっていくと思います。岩田さんが撮影前にする
気合い入れがあれば教えてください。


岩田:逆に僕は「何かをやるぞ」というときは、準備だったり、頭の中の整理だったりで、
緊張して眠れなくなってしまうんです。今回の撮影前も、すごく緊張を抱えていました。逆
に撮影に入ってしまえば、緊張を考える余裕もなくどんどん時間が過ぎていくので、とにか
く今は「精一杯やる」という感じですね。キャストもスタッフも作品もすべて盛り上げてい
けたら良いなと思っています。(取材・文・写真=阿部桜子)