MotoGP第3戦アメリカズGP、MotoGPクラスは、アメリカのテキサス州にあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で2日目の予選を行い、マルク・マルケス(ホンダ)が2分03秒658でポールポジションを獲得した。
MotoGPクラスの3回のフリー走行でトップに立ったのはフリー走行2回目でトップタイムを記録したアンドレア・イアンノーネ(スズキ)。総合11番手以下のライダーによって争われるQ1で上位につけたポル・エスパルガロ(KTM)とダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)のふたりを加えた12名のライダーによって、Q2は気温22度、路面温度23度のドライコンディションで争われた。
マルケスは1回目のアタックで2分04秒134を記録してトップに立つが、続く周回の13コーナーで転倒してしまう。マルケスにダメージなく、ピットに戻り、マシンを乗り換えて2回目のアタックに出たが、コース終盤でアタック前のマルケスに、アタック中だったマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が引っかかってしまう。ビニャーレスは続けてアタックを行ない、2分04秒064とファステストを更新してトップに立つが、それも一瞬。直後にマルケスが2分03秒658を記録し、マルケスはアメリカズGPで6年連続ポールポジションを獲得した。ただし、マルケスとビニャーレスのインシデントについては、レースディレクションの審議対象となっている。
ビニャーレスは2分04秒064で2番手と今シーズン初フロントロウを獲得。イアンノーネが2分04秒209で3番手に続き、イアンノーネも今シーズン初フロントロウ獲得となった。
4番手に2分04秒210でヨハン・ザルコ(ヤマハ)が続き、インディペンデントチームのトップとなる。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は2分04秒229で5番手に6番手に2分04秒294でホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が続き、今シーズンベストグリッドを獲得。7番手に2分04秒456でカル・クラッチロー(ホンダ)、8番手に2分04秒865でアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が続き、右手のケガを抱えたまま今レースに臨んだダニ・ペドロサ(ホンダ)は2分04秒963で9番手を獲得した。Q1からQ2に進んだペトルッチは2分05秒058で10番手に。アレックス・リンス(スズキ)が2分05秒260で11番手、ポル・エスパルガロは2分05秒829で12番手となり、ここまでがQ2の順位でグリッドを決定。
中上貴晶(ホンダ)はQ1でセッション3番手。惜しくもQ2進出は逃したものの、2分05秒457で13番手とルーキートップグリッドを獲得。ティト・ラバット(ドゥカティ)が2分05秒686で14番手、ブラッドリー・スミス(KTM)が2分05秒761で15番手に続いた。
以下、16番手に2分05秒873でハフィス・シャーリン(ヤマハ)、17番手に2分05秒943でフランコ・モルビデリ(ホンダ)、18番手に2分05秒966でジャック・ミラー(ドゥカティ)、19番手に2分06秒035でアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、20番手に2分06秒222でトーマス・ルティ(ホンダ)、21番手に2分06秒296でアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)、22番手に2分06秒370でスコット・レディング(アプリリア)の順。カレル・アブラハム(ドゥカティ)はQ1のアタック中に転倒、2分06秒537で23番手。最後尾となる24番手に2分06秒726でチャビエル・シメオン(ドゥカティ)の順となった。