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中須賀「後ろが抜きにくいところで仕掛けた」/全日本ロード第2戦鈴鹿JSB1000レース1会見

2018年04月21日 19:11  AUTOSPORT web

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第2戦鈴鹿レース1で表彰台を獲得した中須賀(中央)、高橋巧(右)、野左根(左)
全日本ロードレース選手権第2戦鈴鹿のJSB1000決勝レース1を終え、表彰台に登った中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、高橋巧(Team HRC)、野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM #5)がレース1を振り返るとともに、日曜日に行われるレース2に向けた展望を語った。

■中須賀克行/YAMAHA FACTORY RACING TEAM(レース1:優勝)
「レース前から、決勝ではこの3人になるだろうと予想はしていました。スタートが決まれば前に出ようと思っていましたが、渡辺一馬選手が前に出て、悪くないアベレージで走ってたので、周回遅れが出たら前に出ようと思って走っていました」

「ただ、いつも自分が前に出るポイントだと後ろがついてくると思ったから、後ろが抜きにくいところで仕掛けました。作戦どおりです」

「それでも、予想以上に路面温度が上がり、午前中のフィーリングを得ることができずに厳しかったですが、最後まで集中して走り、差をつけられたので、レース内容はよかったと思います」

「明日のレース2は午前中に行なわれるので、今日とは条件が変わると思います。いいコンディションであればいいアベレージタイムを持っているいるので、しっかり前に出て引っ張り、レースをコントロールできればいいなと思います。昨年から数えれば、7連勝中です。これを8に伸ばせるよう、明日に向けてしっかり取り組みたいです」

■高橋巧/Team HRC(レース1:2位)
「スタートはまずまずで、前に出て序盤にトップ争いの台数を絞りたかったのですが、すごい勢いで渡辺一馬選手に抜かれたので、後ろで様子を見ていました」

「(レースの)動きを見ながらコントロールしていたつもりでしたが、4輪の走行後で路面コンディションが予選時から変わっていて、全体的にペースが上がりませんでした。自分が前に出られるなら出たかったのですが、中須賀選手はどこかで前に出て逃げるだろうと思ったので温存して走っていました」

「中須賀選手がトップに立ってから、最初に離されてしまったのが敗因です。2位に上がってからペースアップし、中須賀選手と同じようなペースで走れたのですが、何も仕掛けられずに終わってしまいました。何とか追いつきたかったのですが、ブレーキングやギアシフトで何カ所かミスをして、ムダなタイム差を広げてしまいました」

「明日はミスをせずに、しっかりと勝負できるようにしたいです」

■野左根航汰/YAMAHA FACTORY RACING TEAM #5(レース1:3位)
「スタートはまずまずでしたが、周りが想定よりも速く、渡辺一馬選手が引っ張っていましたが、付いていくのが必死でした。自分より前にいた、一馬選手、中須賀選手、高橋(巧)選手の3人と比べると、自分が一番厳しい状況でした。最後は何とかふたりの渡辺選手に勝つことができましたが、明日に向けては反省の多いレースでした」

「渡辺一樹選手がアグレッシブな走りで、これで引いたら負けると思ったので、自分もアグレッシブにいきました。最終ラップは、開幕戦のもてぎで同じようなシチュエーションで転倒したので躊躇しましたが『ここで仕掛けないと』と思い、2コーナーでパスしました。最後の130Rは来る予感がしたので自分もオーバースピードで進入しましたが、一樹選手はさらにオーバースピードで突っ込んできたのでクロスラインでかわしました」

「今日はいっぱいいっぱいで、ミスも多く、最後までペースを維持するのが大変でした。厳しかったとは言うもののトップ2台は安定していたので、それを超えるためにきちんと反省し、レース2に臨みます」