全日本F3第1戦のポールポジションを獲得した宮田莉朋(右)と第2戦ポールの坪井翔(左) 全日本F3選手権の2018年開幕戦となる第1戦/第2戦の公式予選が4月21日鈴鹿サーキットで行われ、第1戦は宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が全日本F3で初めてのポールポジションを獲得。第2戦は坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)がポールとなった。
これまで長い歴史のなかで、国内外で活躍するトップドライバーたちを輩出してきた若手登竜門の全日本F3選手権。今季開幕戦は15台のエントリーと昨年からは台数が減っているが、非常にレベルが高いメンバーが揃っており、4月19日(木)から行われた3回の専有走行では、タイム差も接近していた。
当初予定から10分間遅れた11時45分にスタートした21日の公式予選は、30分間1本というスタイル。専有走行でクラッシュし、マシンにダメージを受けていた大湯都史樹(TODA FIGHTEX)も修復が間に合いコースインしている。
コースオープンとともに各車がアタックを展開していくが、カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S勢はウォームアップ後3周でアタックを、その他の多くは4周目にアタックを展開していく。まずは坪井が1分51秒842を記録しトップに立ち、宮田が1分52秒327で2番手へ。阪口晴南(TODA FIGHTEX)、笹原右京(THREEBOND)、片山義章(YTB F318)が続いていく。
各車5~6周をこなしピットに戻った後、各車が再度アタックを展開していくが、ここで1分51秒700にタイムを縮めたのは、前日の専有走行2/3でトップタイムをマークしていた宮田。最終的に第1戦は宮田がF3で初めてのポールポジションを獲得し、坪井が2番手。3番手には二度目のアタックでタイムを上げた阪口となった。
4番手につけたのは、オフの鈴鹿テストでマシンをシェイクダウンさせ、走るごとにパフォーマンスを上げてきた河野駿佑(HubAuto F318)。笹原右京(THREEBOND)が5番手、今季フル参戦を決めたばかりの金丸悠(B-MAX RACING F3)が6番手につけた。
ただ、セカンドベストで争われる第2戦は1分51秒978をマークした坪井が52秒327の宮田を上回りポールポジションを獲得。宮田が2番手、阪口が3番手に続き、笹原が2列目4番手を獲得。片山が5番手、金丸が6番手というグリッドになっている。