MotoGP第3戦アメリカズGP、MotoGPクラスは、アメリカのテキサス州にあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で1日目の2回のフリー走行を行い、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)が2分04秒599で初日総合トップに立った。
MotoGPクラスのフリー走行1日目は午前中の1回目、午後の2回目共にドライコンディションで行なわれたが、路面が非常に汚れており、マシンが走った後にはほこりが舞うような状況だった。
1回目にトップタイムを記録したのはマルク・マルケス(ホンダ)。マルケスは2分05秒530を記録したが、昨年のフリー走行1回目のトップタイム、2分04秒923からコンマ6秒遅かった。コンディションは2回目には徐々に回復、マルケスがセッションをリードするが、ファステストを更新した直後の開始20分すぎに、アタックを続けていたマルケスは11コーナー進入で転倒を喫してしまう。マルケスにダメージはなく、マシンを起こしてすぐにピットに戻った。
セッション終盤にはマルケスは再びファステストを更新して、終始トップをキープしたが、イアンノーネが最後のアタックで2分04秒599を記録し、マルケスを逆転した。
マルケスは2分04秒655で0.056差の総合2番手となった。マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が、1回目、2回目共に3番手につけ、2回目の終盤のアタックで2分04秒863を記録して総合3番手。、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)も1回目2番手、2回目4番手と好調で、2回目に記録した2分04秒958で総合4番手となった。
前戦のウイナー、カル・クラッチロー(ホンダ)は1回目、2回目共5番手、2回目に記録した2分05秒088で総合5番手で初日を終えた。総合6番手に2分05秒452でアレックス・リンス(スズキ)が続き、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が2分05秒487でドゥカティ勢のトップとなる総合7番手に。チームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が2分05秒647で総合8番手に続いた。総合9番手に2分05秒739でアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)。右手のケガを抱えたまま出場したダニ・ペドロサ(ホンダ)は2分05秒761で総合10番手につけた。
総合11番手に2分05秒889でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、総合12番手に2分05秒910でティト・ラバット(ドゥカティ)、総合13番手に2分05秒933でヨハン・ザルコ(ヤマハ)、総合14番手に2分06秒016でジャック・ミラー(ドゥカティ)、総合15番手に2分06秒078でスコット・レディング(アプリリア)の順で続き、ハフィス・シャーリン(ヤマハ)が2分06秒219で総合16番手とルーキーのトップにつけた。中上貴晶(ホンダ)は1回目に7番手とトップ10入り、2回目は2分06秒397でセッション17番手、総合17番手で初日を終えた。
以下、総合18番手に2分06秒555でカレル・アブラハム(ドゥカティ)、総合19番手に2分06秒625でトーマス・ルティ(ホンダ)、総合20番手に2分06秒640でフランコ・モルビデリ(ホンダ)、総合21番手に2分06秒683でアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)、総合22番手に2分07秒033でブラドリー・スミス(KTM)が続き、ポル・エスパルガロ(KTM)はセッション中盤に15コーナーで転倒、2分07秒136で総合23番手。総合24番手に2分08秒021でチャビエル・シメオン(ドゥカティ)の順で続いた。