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ポルシェ史上最強の公道車『ニュー911 GT3 RS』、ニュルで先代モデルのタイムを24秒短縮

2018年04月20日 19:51  AUTOSPORT web

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ニュルブルクリンクをアタックするニュー911 GT3 RS
ポルシェは4月16日、ドイツ・ニュルブルクリンクでポルシェ『ニュー911 GT3 RS』によるタイムアタックを行い、先代モデルのタイムを24秒短縮する6分56秒4を記録した。

 ポルシェのニュー911 GT3 RSは同社史上もっともパワフルな公道仕様マシンとうたわれる1台。心臓部には最大出力520馬力の4リッター水平対向6気筒自然吸気エンジンを搭載している。

 今回のタイムアタックには、ポルシェのワークスドライバーであるケビン・エストレと開発ドライバーのラース・ケルンが参加し、20.6kmの“グリーンヘル”で各ドライバーが4周ずつアタックを行った。

 ポルシェのGTモデルラインの開発責任者、アンドレアス・プロイニンガーによればそれぞれのドライバーがアタックしたタイムはすべて7分切りを達成しており、そのタイム差はコンマ数秒だったといい、「GT3 RSがパワフルなだけでなく、極限におけるドライバビリティが優れていることの証明」であるとした。

 アタックを担当したエストレは「私にとっても衝撃的だったのが、特に高速コーナーでのブレーキングでは911 GT3 RSがGT3 Rのようなレーシングガーと信じられないほど近いということ」とマシンのフィーリングを明かしている。  

「公道仕様のスポーツカー向けに新しく開発されたタイヤも、大きく貢献している。GT3 RSのエンジンも気に入ったよ。9,000回転までしっかりとまわる6気筒エンジンのフィーリングは最高だ。音も素晴らしくトルクも強大だった」

 ポルシェの市販モデルがニュルブルクリンクで7分切りを達成したのはポルシェ918スパイダー、ポルシェ911 GT2 RSに続く3台目のこととなった。