スーパーGT第1戦に参戦したTeam JLOC SUPER GT Rd.1 Okayama International Circuit
RACE REPORT
Press release
TEAM JLOC
87 号車 リーガルフロンティア ランボルギーニ 佐藤公哉 / 元嶋佑弥
88 号車 マネーパートナーズ ランボルギーニ 平峰一貴 / マルコ・マペッリ
公式予選
日付:2018年4月7日(土)
天候:曇一時雨のち晴
予選結果:88号車1位、87号車22位
観客動員数:10,700人
新規加入マペッリ選手がポールポジション獲得と鮮烈なGTデビュー
マペッリ選手・元嶋選手が新規加入し、JLOCの2018年は新しい体制としてスタート。公式テストでのチームワークもスムーズに開幕戦をむかえた。初日予選日は不安定な天候となり、公式練習では87号車がトラブルなどもあり、やや不安定なセッションとなった。
予選では88号車がQ1を突破し、Q2ではウェットコンディションの中、マペッリ選手が快走を見せ、Super GT初戦にしてポールポジションを獲得。87号車は22位となった。
87号車エンジニア Seiji Hirai コメント
公式練習ではダンプコンディションの為、ウェットタイヤスクラブを兼ねてマシンのチェックを行いコンディションの良くなったところでドライタイヤにてコースイン。バランス確認を行い本格的な走行に入ったところでエンジンのバラつきが発生。サファリでもエンジンの確認のみに終わる。
予選は上記トラブルのため、走行時間が多かった佐藤選手が担当。マシンバランスは悪くないのだが、満足のいくグリップが得られずに22番手で予選を終えることとなった。
87 号車 Kimiya Sato コメント
テストから抱えているグリップ不足とブレーキの問題が治りきっておらずタイムも伸び悩んだ。Q1でのニュータイヤでもタイムが伸び悩みノックアウトとなり、シーズンスタートとしては非常に悔しい結果となった。
87号車 Yuya Motojimaコメント
公式練習ではトラブルが出てしまい、セッティングを進めることが出来なかった。私に関しては、セッション途中からの雨の影響でレインタイヤにて少し走ったのみとなった。87号車はドライコンディションでセッティングを進められず、予選は苦戦した。
88号車エンジニア Masafumi Katsumataコメント
Q1平峰選手担当、気温と路温がタイヤと合わず苦しい中期待を裏切らない走りでQ1突破。Q2はウエット路面でマルコ選手が担当、路面が何時良くなるかわからないのでプッシュし続けてもらった。見事PP獲得、凄いドライバーです。
88号車 Kazuki Hiramineコメント
Q1を担当。黄旗などの影響で思うようにアッタは出来なかったが、ギリギリでQ1を突破した。Q2が始まると同時に凄い雨。マルコ選手から岡山のアドバイスをくれと言われたので、重要な所だけ伝えて、周りを気にせず思いっきり攻めて来てと伝えた。雨で強いBSとDLに勝つことが出来、ポールポジションを獲得。本当に凄いアタックだった。
88号車 Marco Mapelliコメント
予選は大満足の結果だった。ヨコハマタイヤのウェットタイヤはとても素晴らしく、ポールポジションを獲得することができた。チームのみんな、則竹監督、そしてランボルギーニによる尽力と、この機会を与えてくださったことに感謝している。
決勝レース
日付:2018年4月8日(日)
天候:曇時々晴
決勝結果:88号車7位、87号車12位
観客動員数:17,700人
88号車はポイント獲得の7位、87号車も12位まで順位を上げ好調なスタート
昨日の悪天候から回復した決勝日、肌寒い気候ながらもドライコンディションで午後の決勝をスタート。両車とも第一ドライバーのスティントはタイヤと路面のマッチングに苦しむ展開となったが、レースをマネジメントしピットイン。
ピットアウト後はタイヤを機能させる事が出来、88号車は7位と開幕戦からのポイント獲得、87号車も12位まで挽回し、チームとして及第点のレースとなった。
87号車エンジニア Seiji Hiraiコメント
ウォームアップでは決勝に向けてセット確認及びタイヤのスクラブを行った。決勝レース、佐藤選手がスタート担当。タイヤと路面コンディションが合わずペースを上げることが難しい状況、タイヤへのダメージも確認できたので26周目にピットイン、元嶋選手と交代した。ピットアウト後はタイヤのコンパウンド変更が上手く働き、ペースを上げることが出来、最終的に12位まで順位を上げることが出来た。
87号車 Kimiya Satoコメント
タイヤセーブのためにスタートからペースを調整して様子を見て走った。しかしフロントタイヤのパフォーマンスダウンが激しく中盤のペースに伸び悩んだ。スティント後半はガソリンが軽くなるにつれバランスが回復して行きタイムも安定して走行、元嶋選手につなぐことが出来た。
87号車 Yuya Motojimaコメント
決勝は佐藤選手が前半を担当、厳しいタイヤ状況を耐えてくれた。私は条件の良い状態で走らせて頂き、ペースも良く入賞までもう少しだった。岡山国際サーキットでのオーバーテイクは難しく、GT500が絡むチャンスを待つばかりだった。もっとオーバーテイクする技術があればポイントも獲得できたと思う。決勝のマシンは本当に良かったのでチームへ感謝、次戦の富士スピードウェイでは良い結果を残せる自信がある。
88号車エンジニア Masafumi Katsumataコメント
スタートドライバーは平峰選手、スタート前にトラブルが有ったが、メカニックたちのおかげでスタート出来た。レースは、序盤、路気温の影響で苦しい展開だったが、平峰選手の頑張りもありマルコ選手にバトンタッチ、実質ファステストラップを刻ながらプッシュし続け、7位でゴール。
88号車 Kazuki Hiramineコメント
スタートを担当。僕のスティントは厳しくなると予測していたので、出来る限り抑えたが、ポジションダウンしてしまった。しかし、思った程前との差は開かず、マルコ選手に交代。いくつかのトラフィックはあったが、全力で攻めた結果7位でゴール。ポイントも持ち帰れて開幕戦は悪くない結果だったと思う。引続きチーム一丸となって戦うので、皆さん88号車の応援をよろしくお願いします。
開幕戦から沢山の応援に感謝です!
88号車 Marco Mapelliコメント
チャンピオンシップの幕開けはとてもよい状態で臨めた。シーズン前のテストでもヨコハマタイヤを使用し、メンバーそれぞれの的確な仕事によって多くの改善が見られた。決勝レースは予想外に気温が低く序盤から苦戦し、予定よりかなり早めのピットイン。私のスティントではマシンの状態が良くペースも好調でだったが、最大のパフォーマンスが出せる最初の数周で不運にもトラフィックにはまり、タイムロスとなってしまった。
監督コメント
待ち望んだ第1戦岡山、先週来の暖かさから一変とても寒い! 恐らく、最高気温も予選、決勝、変わらず12度前後!無事フリー走行を終え予選に! 予選結果が今大会の私達のトップニュースになりました。
88号車はQ1平峰選手残念ながら下位にてクリアー、と言うのは彼のベストアタック中にセクター3にて黄旗無ければデーター上かなりの上位進出! 87号車はテスト時からの若干ブレーキトラブルが残りQ1敗退!佐藤選手、元嶋選手ゴメンなさい!
88号車のQ2マルコ選手、降り出した雨を味方に付け、JLOC久しぶりのポールポション獲得!
彼の1周目からアタックする姿勢には、流石ワークスドライバー! ウラカンGT3を知りすぎている! 改めてマルコさん有難う!
決勝は88号7位、87号12位、決して良くは有りませんが、何時でも2台とも常に10位以内に入れる事を確認出来ました。
88号はピットに入るタイミング!87号はブレーキング時の挙動!改善して次戦に臨みます!
スポンサーの皆さま初め ファンの皆さま 応援宜しくお願い致します。
Team JLOCについて
1994年にチーム設立、アジアで最も歴史と実績があるランボルギーニチーム。国内外ツーリングカーレースに出場を続け、2006年にはランボルギーニ社として初のルマン24時間出場をTeam JLOCは実現。その後もランボルギーニ一筋にてレース参戦。Super GT、スーパートロフェオ、ドバイ24時間、セパン12時間などにおいて優勝含む多数の表彰台獲得と実績を積み重ねている。