もはや春の風物詩ともいえる「ヤマザキ春のパンまつり」。山崎製パンの包装に貼ってあるシール25ポイント分集めると応募者全員が白いお皿をもらえるというもので、毎年多くの人が参加している。
しかしパンに付いているのは0.5~2ポイント。菓子パン・惣菜パンの大半が1ポイントのため、中々ポイントが集まらないのではと感じている人もいるだろう。しかし、実は「おにぎり」も対象商品になっていた。ツイッターでは4月16日ごろから話題になり、
「もうこれはパン祭りなのかどうか…」
「パンとは一体どんな概念なのか」
「ヤマザキ春の飯(ハン)祭り」
など「パンまつり」のあり方について考え始めてしまう人も少なくなかった。
「洋菓子や和菓子は以前から、おにぎりや麺類は3年前から対象に」
実際にキャリコネニュース編集部がデイリーヤマザキ竹芝店に向かうと、店先にはためく「おにぎりベスト・セレクション」のノボリに、やはり"春のパンまつり対象商品"というロゴが入っていた。中々シュールだ。
店内に入ると、パンにはもちろん洋菓子や生菓子など山崎製パンの商品に例のピンクのシールが貼ってある。また件のおにぎりの他、半分程度の商品にサンドイッチ、麺類(うどん、パスタ、焼きそばなど)、弁当などにもシールが貼ってあった。
いつからお菓子やごはん類、麺類も対象商品になったのだろう。山崎製パンの広報担当は「(春のパンまつりは)1981年から毎年実施していますが、食パン・菓子パンを中心として大福などの和菓子やケーキなども対象商品でした」と話す。
「おにぎりや麺類なども含めるようになったのは2015年からです。より多くの方に楽しんでもらえるよう拡大し、点数を集めやすくしました。また系列の販売店の利用者にヤマザキグループが製造しているおにぎりなどの美味しさにも触れてもらいたいという思いもあります」
確かにパンのみの購入だと25ポイント集めることは大変そうだが、弁当や麺類は3ポイントのものが多い。筆者もこの2日間、朝食・昼食をデイリーヤマザキで購入しているがすでに12ポイント溜まった。この調子でいけばあと2~3日で応募できそうだ。
"春のパンまつり"の理由「食欲が増し、新生活が始まる時期。パンは手軽食べられる」
同キャンペーンは同社商品を購入している人への感謝の気持ちとして始めたという。また「春のパンまつり」と銘打っていることについては、
「春は気候的に食欲が増してくるシーズンかつ新生活が始まる時期。手軽で美味しいパンは、朝食を中心に食卓に上がる機会が多いからだと考えています。毎年ご好評をいただき、近年は1500万枚程度の応募があります」
とコメントしている。またお皿は毎年トレンドを踏まえてデザインを考えており、今年は白いスクエアディッシュだ。キャンペーンは4月末日までだが、今から集め始めても十分間に合いそうだ。