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海でも砂漠でも富士山でもOK? ノートパソコンを“15のテスト”でいじめ抜いた動画公開

2018年04月20日 15:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

15項目のテストをノートパソコンに実施、耐久性を検証
PCを購入する際に選ぶポイントとなるのが、OS、CPU、メモリなどのスペックだろう。他に気になるのが耐久性だ。持ち運びに便利なノートパソコンは近年どんどんスリムになり携帯しやすくなっている。その一方で振動や衝撃など何らかの原因で壊れないのか、精密機器だけに心配になるところだ。そんな不安を払拭すべく、15ジャンルの耐久性テストをノートPCに実施した動画が公開された。ロック調の音楽に乗って、次々にノートPCがテストをクリアしていくのが気持ちいい1分間の動画となっている。

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LGエレクトロニクス・ジャパンが公開した『LG gram「♯15の壁を超える」耐久性動画』では、2月に日本で発売されたノートパソコンシリーズ『LG gram(エルジー・グラム)』の新モデルについて耐久性をテストしている。「軽量・長時間駆動・頑丈」を実現し、携帯性に優れたノートパソコンであることを証明するために行ったテストは15項目(1.塩水、2.温度、3.液晶加圧、4.衝撃、5.振動、6.キーボード耐久性、7.運送時落下、8.端子部耐久性、9.ヒンジ耐久性、10.砂塵、11.電磁妨害、12.電磁波比吸収率、13.騒音、14.低圧、15.落下)。


まず「1.塩水」から動画はスタート。電子機器の大敵である塩水を24時間噴霧し、さらに24時間乾燥させてから腐食の検査をしたところ、異常なしという結果に。しかもこれを2回実施。夏の海水浴にも持っていけるだろうか。続けて、旅行の際に熱い気候の国でも寒い土地でも耐えられるか「2.温度」のテスト。高温の室内においては電源オフ時に33℃~71℃で168時間、電源オン時に32℃~49℃で72時間放置。低温の室内においては電源オフ時に-25℃~-33℃で24時間、電源オン時に-21℃~-32℃で24時間放置したが、いずれも正常に作動した。


「5.振動」では、10~500Hzの振動を3方向各1時間加え続けたが、これもクリア。持ち歩くことが多いノートパソコンにとって、振動に強いのは非常に重要なポイントだ。「10.砂塵」では砂塵を風速8.9m/sで12時間浴びせ続けたが異常なし。「14.低圧」では高度4,572mと同じ気圧で、電源オフの状態と電源オンの状態でそれぞれ1時間正常に作動することを確認した。これで砂漠や富士山頂のような過酷な環境下でも適応できることが分かった。

今後もスリム化が予想されるノートパソコン。どれだけ薄く、軽くなってもすぐに壊れてしまっては意味がない。このような動画はひとつの参考資料となりそうだ。



(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)