元F1ドライバーで、日本でも活躍したラルフ・シューマッハーの長男であるダービッド・シューマッハーが、4月13~15日にオッシャースレーベンで開催されたドイツADAC F4の開幕戦で、デビュー戦に臨んだ。
16歳のダービッドは、今季父ラルフが率いるUSレーシングからADAC F4に参戦。当然注目度は高く、多くのカメラマンに囲まれながらのデビュー戦を戦うことになった。
レース1では、直前に降った強い雨の影響で、ウエットコンディションのなか6番手からスタート。途中、エマーソン・フィッティパルディの孫で、今季スーパーフォーミュラに参戦するピエトロの弟であるエンツォ・フィッティパルディと激しいバトルを繰り広げ、総合5位/ルーキークラス優勝を飾るという幸先の良いデビューとなった。
しかし、最後尾スタートからとなったレース2では14位まで追い上げ、リバースグリッドとなったレース3はレース後半に他車との接触でスピンを喫しコースアウト。13位でフィニッシュした。とはいえ、デビューラウンドを終えてルーキークラス3位にランクインしている。
ダービッドが所属するUSレーシングだが、4台体制とありレースウイークではどちらかというと他の3名のドライバーを優先に世話をしていたラルフ。ただ、時折父親らしくルーキーの長男をそっと思いやる、微笑ましい姿が見られた。