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ベントレー、今週末実戦デビューの新型コンチネンタルGT3に自信。「プロも虜にする魅力」

2018年04月19日 19:01  AUTOSPORT web

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ベントレーの新型コンチネンタルGT3。4月20~22日のブランパンGTシリーズ・エンデュランスカップで実戦デビューを果たす
4月20~22日にイタリア・モンツァで開幕するブランパンGTシリーズ・エンデュランスカップ。この開幕戦ではベントレーの最新GT3カー、2018年型コンチネンタルGT3が実戦デビューを果たす。

 コンチネンタルGT3はベントレーが誇るラグジュアリークーペ、コンチネンタルのレーシングバージョンとして2013年に公開。2014年からブランパンGTシリーズに参戦したほか、2017年にはスーパーGT300クラスにも参戦を開始している。

 ベース車両となるコンチネンタルは2017年9月のフランクフルトショーで最新モデルがお披露目されており、レーシングモデルのコンチネンタルGT3にも“第2世代”が登場。2017年11月に概要が公開された。



 この新型モデルでは車重を1300kg以下まで軽量化したほか、搭載する4リッターツインターボエンジンや吸排気系の見直しなども行われた。また、風洞実験を経て、空力パーツも見直され、大型ディフューザーを装着するなど攻撃的スタイルに仕上がっている。

「ここまで長い道のりで、たくさんのハードワークを強いられた。そしてようやく今週末、第2世代コンチネンタルGT3がモンツァで初戦を迎える」と語るのはベントレーのモータースポーツ部門を率いるブライアン・ガッシュ。

「新車ということで興奮しているし、これまでのテスト結果からパフォーマンスにも自信があるが、目の前のレースに集中しなくては」

「ブランパンGTシリーズのプロカップには26台のエントリーがあり、10のマニュファクチャラーが名を連ねている。その誰もが表彰台を争う力を持っている」

「カスタマーチームのためにも、第2世代コンチネンタルGT3にとって、2018年シーズンは開発の1年になるだろう」

「また我々のエンジニア部隊は第1世代コンチネンタルGT3を使うチーム・パーカー・レーシングを1年間サポートしていく。第1世代のマシンは先日のPWCピレリ・ワールドチャレンジで勝利するなど、依然として高い戦闘力を誇っているからね」

■「ベントレーにとって新たなチャプターの始まり」

 ベントレーのワークスドライバー、“ベントレー・ボーイズ”の一員で、ブランパンGTでは7号車コンチネンタルGT3をドライブするガイ・スミスは「ベントレーのモータースポーツ活動にとって新たなチャプターの始まりだから、モンツァは特別な瞬間になるだろう」と述べている。

「新型コンチネンタルGT3は高いポテンシャルを秘めているし、これまでのマシンとはまったく違う目的を担っている」

「この新車はカスタマーチームを念頭に置いて開発されているけど、プロのレーシングドライバーを虜にする魅力も損なわれていないんだ」

「具体的な結果を推測するのは賢いやり方ではないけど、シーズンに強い期待を持っているし、モンツァを走るのが待ち遠しいよ」

 カスタマーチームには2018年6月から販売が予定されている新型コンチネンタルGT3。ベントレーはブランパンGTのほか、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジにも参戦を表明しており、8月の鈴鹿10時間耐久レースで、その勇姿を見ることができそうだ。